旅の行先を星に尋ねる、アストロマップ
ホロスコープとはその人が生まれた時の天空の星の位置からいろんなことを読み取る占いで、今でこそ占いという枠に入っているけれど昔は最先端の科学だったり、政治の中枢だったりした時代もあったりした、いろいろと奥深い物です。
その中に、その人の生まれた星の位置から割り出した地球上のエネルギーが集中している場所を教えてくれるアストロマップという手法があるらしい。
昔は相当むずかしい数式をいくつも組み合わせて計算してそれらを導き出していたのだけど、今は専門のサイトにパッと入れるだけで、スッと出してくれる。文明である。
ただ、生まれた場所と時間がわからないといけない。
私もやってみたのだけど、出てきた地図を読むのがとてもむずかしかった。
が、細かい解説が出てくるし、行ってみたいと思う都市をクリックすると「このエリアでは、多くの人と接点を保つことが大きなテーマになります。効果的なコミュニケーションが可能になります。話し合いやミーティングは成り行き任せにせず、予め現実的な計画を立ててから臨みます」とか出てくるので、それだけで結構面白い。
中でもエネルギーが高いエリアが〇印でマークされているんだけど、海の上だったり、そうそう外国人が簡単にはいけなさそうな場所だったりして、すごいルーレットの旅感がある。
人によって、示されるエリアは違うらしい。
星が導く運命のルーレット旅。
私の太陽のパワーエリアは、バリ島にかぶっている!
それから、前から行ってみたいなと思ってはいたスリランカも、金星パワーエリア!
このふたつは、観光が盛んで外国人(この場合日本人)も行きやすい場所だ。
私の月のパワーエリアは、サモア諸島の南の海上で、島も何もない場所を示しているので、船か飛行機で通過するしかないが……つまりそこに行くのは現実的ではないということになる。
世界地図をこんなに「いけるかどうか」で考えながら見たことがなかった。
全然興味がなかった地域も、俄然興味が出てくる。
私のパワーエリアは、東南アジアあたりに集中していて、太陽のバリ島、土星のマラッカ海峡(クアラルンプールがギリで、シンガポールも超ギリ)、木星パワーエリアは同じくマレーシアのなんかよくわからない南西側。
アストロマップを見ていて、私が行きたいなと思ったのは、以下の通りです。
①バリ島
ラブホのイメージが強くつきすぎて、いまいちよくわからなくなっているけれど、日本から行く人が結構いる様子で行きやすそう。
私の太陽エリアで、「壮大な計画や野心を追うのに最適なエリアです。職場や世間で自分の地位を 高めたい人にはとても有利な場所です。このエリアで時を過ごすと、目標を明確にできるかもしれません。自分の適性や意欲を知る手がかりが得られたり、社会の中での自分の能力を知る機会が訪れるでしょう。あなたという存在が周囲に認められ、援助や保護の手が 差し伸べられます。自分を前向きに評価し、夢や希望に向かって最初の一歩 を踏み出せる場所です。何かを成し遂げる満足感が得られるでしょう」ということです。
いかねば。
②スリランカ
紅茶の産地として行ってみたかった。地図などをよく見ている。紅茶屋さんで。あとサファイアとルビー(コランダム)の名産地。「ダイヤはないけどホワイトサファイアがあるからダイジョウブ!」ってスリランカ人の宝石商が言ってた。大丈夫とは。
ちょっと経済的にヤバい&紅茶の生産に大損害が出たというニュースを聞いたので、どうなっているのだろうか。
ここは金星ゾーンで「芸術や創作活動に携わっている人には、素晴らしいエリアです。賞賛され、 勇気付けられ、社会から認められやすい場所です。他にも良い星回りの影響 があれば、才能を見出されて金銭的な成功に結びつく可能性もあります。より概念的な言い方をすれば、周囲に自分の気持ちを楽しく伝える方法が分かるようになるエリアです。自分らしさを犠牲にすることなく他者からの賞 賛と脚光を浴び、注目される喜びを味わえます。仕事にも大変良い影響が期待できます。才能をいかんなく発揮しながら、楽しく優雅な生活を送れます。 洗練された人々を、改めて評価する審美眼も身に付くでしょう。また、お金や資産など、物質的な所有物が重要性を増す場所でもあります。 お金につながるビジネスや取引などにも最適です」とのこと。
無駄遣いすんなよ!って忠告付き。
③タージ・マハル(インドのアーグラ)
ここも有名観光地なので行きやすそう。
私にとってはかなりのパワーラインで、まず火星のラインにかぶっている。
それから金星と月のラインが交差する場所にも近い。
インドに全然興味なかったけど、タージ・マハルも名前と写真はまあ見たことあるけど、別に行こうとは思っていなかった。
でも、月と金星と火星のパワーが得られるよ、なんて言われると、行ってみたい気持ちが出てくる。
④カイロ(エジプト)
こちらは太陽と冥王星のラインが近いエリア。
太陽エリアはバリ島なんだけど、ご縁があるならカイロも行ってみたい気持ちになる。
もっと南に下ると、アガサ・クリスティーがナイルに死すをそこで書いたと言われるアスワンという都市もあるらしい。ナイルに死すもいいけど死との約束もいいよね…。
⑤ヤンゴン(ミャンマー)
木星のラインと、海王星のラインも近い。
ヤンゴン。想像がつかない。割と政変で大変だった、という話はちらほら聞く。私はアジアのこと、なんにも知らないんだなって思って、東南アジアのガイドブックを買った。
⑥ウラジオストク
これはもともと前から行ってみたいなと思ってはいたんだけど、ロシアが戦争をはじめちゃってさ……という場所。
特にパワーラインではない。が、「まるでフィクション映画の世界のようなエリアです。夢やイマジネーション を刺激され、宇宙の営みに深い感動を覚えます」とか「美しいガラス細工のような恋愛ができるかもしれません」とか書いてある。いかなくてはいけないのでは?
ただ恋は実らないらしいです!現実はそんな甘くないらしい。
なんだよそれ!
「このエリアでは、全身で恋にの めりこみます。それまでのあなたには、似つかわしくない言動も目立つかも しれません。恋人にしたいタイプも、選択の幅が広がります。しかしここでは、打ち上げ花火のようにはかなく終わる恋が少なくありません」
ガラス細工で打ち上げ花火。割と殺傷力ありそうじゃない?
その場合、殺傷されるのは私ってこと?
⑦上海
こちらもただ行ってみたいなと思っていた都市。
「理屈で説明できない不透明な要素が日々の生活に影響するエリアです。現実と夢の世界がごちゃ混ぜになり、混乱してどうすればよいか分からなくなっ てしまうかもしれません」
魔都上海っぽい。
番外編・東京
私が住んでいるのは、私にとって水星のパワーラインが頭上に走るエリアでした。もともと自分のホロスコープも水星が最も天上に近く、水星の存在感が強いホロスコープの産まれなのだけど、まさかの「私は絶対にずっと東京に住む」と思い続けている場所が、私の水星のパワーラインだったとは。
横浜、三浦半島もよさそうです。ぶっちゃけ誤差の範囲。
さて、そんなのを見ていたら、旅行に行ってみたくなった。
カイロ。
ヤンゴン。
インドでタージマハル。
バリ島にスリランカは、金さえ集めればいけると思う。
縁もゆかりもない土地に、星の導きで。
ドバイに近いマスカットというところも、気になる。
つよく生きていきたい。