#祖母姫ロンドンへ行く

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『 祖母姫、ロンドンへ行く！ 』
// 椹野 道流　著

　誰かと大切な時間を共有したとき、時間がその時だけ交わってお互いが変わっていってしまうことや離れてしまうことを寂しく感じてしまうけれど、『そういう時間があった』ということがとても幸せなことなのだな…

さりげなく出てきた『この旅のことが　脳から綺麗さっぱり消え去ってしまうまで』が切なくて（楽しい作品です笑）美しくてユーモラスできらきらした旅のエッセイでした。

　頑固でこだわりが強くて…そんなお祖母さまに振り回されながらお世話をする孫娘（椹野さん）の奮闘ぶりが面白おかしく綴られていて、『八十代女子』と愛情をこめた視点で描かれているお祖母さまの姿が可愛らしくて愛おしい。

お祖母さまの言葉にも背筋が伸びる思いでした。
そして、ティム…好き。笑

誰かを本気で思いやるということ。
相手と丁寧に接すること。
楽をしないこと。
忘れたくない、という時間を私も沢山積み重ねたいなぁ。

旅のひととき、親密な時間を過ごしたおふたりの貴重な記録。

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#謙虚と卑下は違うものなの
#相手に見くびってもらって楽をしようとするのはやめなさい
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