即興で踊れなくて悔しくてホテルで1人泣いた話
初めてのフェスティバル
2022年に初めてエジプトに行った時、
行きの飛行機はたまたまエジプト屋のマゲドさんと一緒だったのですが
フェスティバル自体には1人で参加しました。
誰かしら日本人いるでしょう!と思っていたら
日本人どころかアジアからの参加者は1人もおらず。
そんな中、ほぼ全WSに参加するという真面目っぷりで
色んな人に顔を覚えてもらえました。
朝から晩までws、その後は毎日コンペやショーの充実した毎日。
その合間、1日だけ特に何もコンペがない先生のショーの日がありました!(コロナ後で参加者が少なめだったせい?記憶違いや勘違いかもです。)
他の子たちは夜遊びに出掛けていましたが、
私は基本1人だったのと、来なよ!という押しに負けてとりあえず会場に行きました。
押しに弱い日本人…。
見に行ったつもりが舞台にあげられてしまう
行ったもののすぐにはショーが始まらず、
どうやらみんなで遊ぼう的な企画が始まってました。
目隠しをしたティーチャーがふらふら歩いて、肩を叩かれた人が即興でステージで1曲踊る…。
当時とても即興が苦手だったので、本当はササっと逃げ出したかった。
WSで仲良くなった子たちは夜遊びに行ってほとんどおらず、基本は先生たちばかり。
その中に、私だけ1人混ぜられてるみたいな…?
(みんな関係者に見えただけなので、実際は違ったかも?)
と、ぐるぐる考え事をしてたら、
ゆうか、次は絶対ゆうかだよ!と、みんながめっちゃ目配せしてくる。
何も聞いてなかったが、
どうやら次はJapanseの人〜とアナウンスがあったらしい!
次の人は誰かな〜!
と気持ちばかりの目隠しをした先生と、
私に向かってズンズンその先生を引っ張ってくる付き添い役の人。
ああ、どんどんこっちに向かってくる…ヒャー
そして、私の肩をトントン。
目隠しを外して、
次はゆうかでしたーー!
って言われても、そうですよね〜!
次来るかなって、薄々気がついていました!笑
流れに身を任せ、舞台へ上がるプレッシャー…
私より前に踊ってた人はみんなティーチャーで拍手喝采だし
こんな大舞台で…急にかかった音楽は…
ドラムソロ!?(しかも全く知らない音源)
考える間も無く必死に
至って普通のワンピース、激薄のメイクで頑張りました
もう記憶がありません。
悔しい以外の記憶がない
ただ覚えているのは、途中でサンキュー!と言われて音源がフェードアウトしたこと。
そんなにつまらなかったかな、
単純に長い音源だから、とかだったらいいけど
慌ててしまって全然音が聞けなかったし、辛かったなあ
笑えてなかったかもとか考えてしまって、その後の記憶もありません。
夜中部屋に帰って、
全然踊れなかったことと途中でストップされたことが悔しすぎて朝方まで泣いてました。
カイジ的に言うなら、
負けを受け入れることが……敗者の誇り……オレは……負けをぼかさないっ……!
ってところです。
完全に実力不足、そのうえ場の雰囲気に飲まれたということです。
絶対に即興が得意になってやると決めた日
それまで基本的には振り付けを踊ることがメインでしたが、
思考を全く逆にし、
これからは全て即興で踊ることを前提にwsを必死に受けることにしました。(極端すぎる)
とにかく振り付けよりもステップを身体に覚え込ませて
音の取り方やリズム、パターンを考えたり
帰国後は
少しずつ即興で踊る回数を増やしたり
即興で踊ってひたすらビデオに撮って何が足りないか考えたり
この経験がなかったら、きっとこんなに即興に向き合うこともなく、
練習もすることなく今を迎えていたと思います。
最近は即興に対する恐怖心は無くなって、一年で人って本当に変わるんだなあと思いました
あの時の2人よ!ありがとう!
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