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#29 丸正醸造

be-en 代表のゆうかです。

蔵元巡り第29弾は長野県松本市にある丸正醸造を訪問し、四代目の林信利さんにお話を伺いました。

丸正醸造は明治28年に創業し、今年で128年目を迎えます。
創業以来、手作りの伝統製法で醤油を製造されていることに加え、厳選した原料、素材本来の美味しさを活かした無添加の商品作りに強みを持ち、長野県で100年続くお店に授与される「信州の老舗」でも高い評価を受けています。

丸正醸造が目指す味噌づくり
林さんは幼少期から毎日味噌汁を飲んでいたそうで、味噌・醤油はまさに母の味。
家業を継いだ今、お袋の味・両親の味を守っていることに自身の存在意義を感じられているそうです。とくに、出汁から作る味噌汁は格別で、人の家とは違う特別な味とのこと。今後は愛情や思いやり、郷愁や懐かしさが残る、親子を伝承する味噌を作りたい、という想いがあるそうです。

全国各地からインスピレーションを受けた商品開発
丸正醸造さんの商品数の多さに驚かされました。店内には様々な調味料が並び、自社製品のほか、大手メーカーのプライベートブランド製品等、オーダーメイドによる商品開発を手掛けています。そのきっかけとなったのは、長野市の老舗味噌メーカー酢屋亀さんとの出会いとのこと。酢屋亀さんを訪問した際、
「遠くの真似して近くの真似をするな」
と言われ、その言葉を胸に、全国の老舗を周ったことで視野が広がったと語られました。
丸正醸造さんが手掛ける製品は、”手作り感が伝わる”とスーパーのバイヤーから高評価をいただいているそうです。

店内商品

今回お話を伺った林さんは気さくで、エネルギッシュな方。
東京にも頻繁に足を運び、松本展など地元を代表して参加されています。

信州の農家と共に『原料からこだわる味噌作り』を実現したいと、ナカセンナリ大豆と、コシヒカリ米を契約栽培して作られた限定樽生一本のお味噌をいただきました。
林さんの地元への想いが感じられるコクのある、ほっこりとする味わいでした。

限定樽みそ


丸正醸造さんが手掛けた商品は長野県内のお土産屋さんや都内のスーパーでも販売されているので、ぜひお手にとってみてください!
それではまた次の記事でお会いしましょう!

文責:むーみん

今回ご紹介した「カクキュー」さんのHPはこちら👇


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