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誰でもすぐにできるプログラミングとは

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これまで2回に渡って、プログラミングは決して難しくない、誰でも日常的にやっていること、そして、創造性を育むための第一歩となり得る教材というお話をしてきました。


誰でもできるビジュアル・プログラミング

では、実際のところ、何からはじめればいいの?という疑問にお答えするのが今日のテーマになります。

プログラミングというと、以下のようなイメージがあるかと思います。

❎ 英語が読めないといけない
 タイピングなどパソコン操作が得意でなければいけない
色々なアプリやソフトをインストールしなければいけない

こういったイメージを描いてる人の多くは、

プログラミング言語によるコーディング (Coding )

を思い浮かべていると思います。

例えば、以下はPython言語で書いた、数を推理するゲームです。

画像1

はじめて見る人にとっては、ちょっと難しそうですよね。

でも、これを次のように書くと、わかりやすいですよね。

スクラッチ

これは、ビジュアル・プログラミングといって、パズルのようにアルゴリズムのブロックを組み合わせるだけで、プログラミングを学べます。

以下の動画では、上のプログラムを動かしていますので、合わせてご覧ください。

そして、ビジュアル・プログラミングはコーディングのデメリットとなっている点を克服できています。

✅ 日本語で学べる
タイピングもマウスも不要。タブレットのみで学習可能
✅ インターネットさえつながれば、学べる

プログラミングの基本は、

どうしたらゴールを達成する結果(アウトプット)が得られるか、

そのために必要な処理をどうやって組み立てるか、

です。こういった将来的に本格的なプログラミングを行う上での基礎となる知識やアイディアをビジュアル・プログラミングで養うことができます。

具体的に言うと、第1回放送で説明した、コンピュータが実行できる、次の基本的な3つの処理

・四則演算、インプット、アウトプットなどの基本的な命令
・くりかえし(▲▲になるまで繰り返す、または、〇〇回繰り返す。)
・場合わけの処理(もし〜だったら、・・・する)

の部品を組み合わせて、ゴールを達成します。

一見、英語がつらつら並んでるプログラミング(コード)も、この考え方に則って文法通りに書いているだけなのです。

なので、プログラミングに抵抗がある人、または、パソコン操作が苦手な子どもたちは、ビジュアル・プログラミングを先に学ぶと、将来にわたって役立つスキル・思考力が得られると思います。

具体的なビジュアル・プログラミングツール

代表的なものは、Scratchです。

ScratchはMIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されたビジュアル・プログラミングツールで、誰もが無料で使うことができ、パソコンやタブレットで利用することができます。

Amazonで「Scratch 入門」と検索すると山のように書籍が出てくるので、子ども向けの本を1冊買って、動かしてみるとよいと思います。

ただし、Scratchの書籍は、ゲームや音楽、動画などものづくりに特化しているものが多く、ただ本に書かれている通りに組み立てても、スキルや思考力は育ちません。

プログラミングやアルゴリズム(手順)の考え方の基礎をしっかり学びたいという方は、ぜひ試していただきたいのはHour of codeです。

こちらもScratchと同じく、ブロックを組み合わせてプログラミングをするタイプです。無料で試すことができます。

しかも、Hour codeの場合、書籍を購入しなくても、教材の中に解説動画が組み込まれていて、プログラミングの考え方や基本をアメリカの有名人たちが解説してくれています。

有名なIT企業の創業者たちや、アメリカのNBAの選手や歌手の人たちも登場し、プログラミングを解説してくれています。動画を見ているだけで楽しいですよ。

その解説をヒントに自分でプログラミングを進めることができます。

1テーマあたり1時間で終わるように作られているので、Hour of codeといいます。

色々なコースがあり、中には難しいものもあるので、対象年齢が低いものを試してみてください。はじめての方はこちらがおすすめです。

いかがでしたでしょうか。楽しくてあっという間に時間が経ってしまいます。ぜひお試しください!

ワークショップのお知らせ

年明けにビジュアル・プログラミングのワークショップを開催する予定ですので、興味がある方は継続してnoteを読んでいただければ幸いです。

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