月よりキスの方が分かりやすい/小説形式ストーリー書き出し #テレ東ドラマシナリオ 「原案:月が綺麗ですね/大麦こむぎ様」

月がきれいですね |大麦こむぎ様
@komugi_1992

こちらをテーマに使わせて頂きます

あらすじ
コンプライアンスや性的表現などの規制を過剰に重視しすぎた少し先の日本のお話。20歳未満は男女交際が一切認められず、デートや恋愛小説、漫画にドラマ、「好き」や「愛」のような当たり前に使う単語さえもとにかく規制された環境下で育てられている。
高校3年生の女の子「るな」は、1年の頃から一方的にサッカー部の「だいき」に惹かれモヤモヤしている。しかし好意という感情を知らないるなには、どうすればこの感情が収まるのか分からない。
好意の意味も分からないるな。
ある日の放課後、密会している男女を見つけてしまい...

主人公の「るな」、密かに付き合っている「しゅん」と「ゆめの」カップルとの会話ベースの物語です
るなが密かに付き合っているカップルを通じて自分の抱いてる感情は何なのかを学んでいくストーリーにしたいです
あまり動きのない絵にして、のんびりしたトーンを作れたらなと思います

キーポイントはキス

キスをすると口を通じてスキが伝わるというのをキーポイントにしたい。

だいきの名前もスを入れたらダイスキになるところからきている。

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シナリオ

るなは窓から男子グラウンドを眺める
目線の先にはサッカー部のエースのだいき
『だいきさん、だっけ。なんだろうこの感覚。』
不快とはかけ離れた不思議な感覚に襲われる
家に帰ろうと廊下に出る

空き教室から男女の声が聞こえる。小走りで駆け寄り、そっと窓から覗き込む
『男子は女子棟来ちゃダメなはずなのに...何してるんだろう』

しゅん「じゃあさ、あの...キ、、」
何かを言いたいのだろうが少し躊躇っている
ゆめの「キス...でしょ?」
上目遣いで男に聞き返す

るな『キス...ってなんだ?』

ゆめのがしゅんにキス
しゅんは目を開いて驚いた表情だが、ゆめのはギュッと目を閉じている

何をしているか分からないるなは思わずドアを開けて 「えっ...!なっ、なにしてんの?!男女の密会は校則違反だよ?!」と叫ぶ

2人は驚いてキスしていた距離から離れる
しゅんがるなの腕を引っ張り教室に入れて急いでドアを閉める

しゅん「おい!バレたらヤバいんだから叫ぶなよ!」ゆめのは恥ずかしそうに顔を隠して座り込んでいる

るな「だ、だって1発退学だよ?」と言いながら教室を出ようとする

しゅんがドアの前まで走ってきて「ダメダメダメダメ」と焦りながらるなを止める

しゅんは「とりあえず話をしよう。」と自分を落ち着かせながら言う
るなは不安げな顔で頷く

「とりあえず自己紹介からだね。俺はしゅん。」
るなは「る、るなです。」とぎこちなく返す

恥ずかしそうにしていた女子も顔を上げて「私はゆめの...です。」と呟く

「分かった、しゅんさんとゆめのちゃんね。」と一呼吸置いた後「で、2人はなんで一緒にいるの?さっきのキスってやつは何?ねぇ説明してよ。」と2人を捲し立てる

しゅんはまた焦った表情で「静かに!静かに!」とるなを落ち着かせる
ゆめのは黙ったままるなの方を見ている
それに気づいたるなは「何か私悪いことしちゃった...?」と聞き返す
しゅんとゆめのは同時に「した。」と呟く

るなは「そ、それはごめんなさい。」と言いドアから離れ、教室の奥側に進みその場に座り込む

まだ少し焦っている様子のしゅん
「何をしてたか、何で2人でいるか話してやるからこのことは内緒にしろよ。面倒なことになる。」とるなに言う

るなは大きく頷き、話を聞く姿勢を作る

しゅん「まず、るなは交際って分かるか?」
るなは首を横に振り「聞いた事しかないよ。だって20歳未満で交際するのは違法なんでしょ?どうゆう意味?」と聞き返す
答えに困るしゅん
ゆめのは立ち上がり「るなちゃんはある特定の男子のことを考えたことはない?」とるなに聴く
しゅん「ちょっ、俺が話そうとしてたのに」
ゆめの「るなちゃんに聞いてるの。どう?心当たりない?」
るなは立ち上がりベランダに駆け寄る
男子棟グラウンドが少しだけ見える
るなは「心当たりなら少し...」と答える

ゆめのは続けて「その人が頭の中に居座って離れなかったりする?」と少し恥ずかしそうに聴く
しゅんは顔を背ける

るなはだいきを眺めながら「...うん。それに嫌な感じがしない。」と呟く

しゅん「お互いにそうに思える人と結ぶ特別な関係、それが交際する。付き合うってことらしい。」
「らしい。ってどうゆうこと?」とるなは不審そうに質問する。
するとゆめのが「私達も全部分かってるわけじゃないの。今のるなと同じように偶然私がお姉ちゃんが男と2人でいる所を見つけちゃって、盗み聞きしてたんだ。だから曖昧なの。」と言った。

るなは「じゃあどうやってしゅんさんに交際してくださいって言ったの?」

「しゅんがバスケ部なのは知ってたから、1番来やすい体育館の裏に呼び出して。」

るなは「それで?」と興味津々に聞いてくる

ゆめのは「しゅんが一緒にいてくれないと、モヤモヤが止まりません。一緒にいてくれませんか?って...」と言い、また顔を伏せた

しゅんは顔を少し赤くしながら「俺もゆめのの事を考える度にモヤモヤしてたから、じゃあ一緒になった方が合理的だなと思って交際し始めた。」と言う

るな「じゃあ、交際ってモヤモヤを晴らすためのものなの?」

ゆめの「そうじゃないんだけど、説明するのが難しいや...」

しゅん「じゃあそれについて深く考えたら、るなのモヤモヤも晴れるんじゃない?」

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この辺りから交際について深く考える方向に話をシフトさせたい

キスしようとしていた場面をるなが思い出して、キスの意味を考えるシーンが欲しい

黒板にどんどん交際やキスの意味について、思いつくことを書いていく
その途中で「キス 口 スキ」というキーポイントを書いておく

最後は次の日に、るながだいきを昨日と同じ空き教室に呼び出してキスするところで「キス」の意味をるなが分かってエンド

だいきをピックアップする場面があってもいいかもしれない
男子棟は女子棟の向かいという設定にして、だいきも同じくるなのことを綺麗だなと思っていることが分かるシーンが欲しい

告白という概念を分かってない女の子が色々すっ飛ばして、月が綺麗ですねのような回りくどい言い方ではなく、キスして気持ちを伝えて終わるのが理想

初めての脚本作りで、分かりずらい点も多いかと思いますがいい作品になるように善処します

終、

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