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音楽の杜がおススメする70年代洋楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする洋楽アルバム集
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2024年9月の記事一覧

Carly Simon「Boys in the Trees」(1978)

今回はJTの元奥さん、カーリー・サイモン。このアルバム、艶やかなジャケットはよく知っていても、中身はそれほど知っていた訳ではなく、せいぜい名曲「You Belong To Me」が収録されていることくらいしか知りませんでした。 当時一世を風靡していたフュージョン・バンドのスタッフが全面的に参加しているってことが多く語られるアルバムですが、印象としては雑多な印象…。多彩な楽曲が収録されているが故に、アルバムとしては散漫な印象といったところでしょうか。 もちろんアルバムの中身

Joni Mitchell「The Hissing of Summer Lawns」(1975)

あのデイン・ドナヒューが新譜を発表致しました。 デインの超名盤「Dane Donohue」についてはリンク先をご参照頂くも、46年振りの新譜、そのセカンドアルバムは味わい深い内容でした。 今月レココレにも彼のミニ特集(2ページだけですが)が組まれてました。 こちらはもう少し後でレビューしたいと思ってます。 さて、今回ご紹介するアーチストは超難関、聴き手の理解を超越していくジョニ・ミッチェルです。 本作発表後、ジョニはジャコ・パストリアスと出会い、よりフュージョン色の濃い作品

Cheap Trick「Dream Police」(1979)

私の中ではパワーポップの祖といえばバッドフィンガー、ラズベリーズ、そしてその代表格といえばチープトリック、といったところでしょうか。 もともとポップスが大好きだった私は、彼等のポップスがブレンドされたハードロックに直ぐに夢中になり、リアルタイムではないのですが、セカンドアルバム「In Color」をよく聴いてました。そしてもちろん「at Budokan」も。 私が洋楽を聴き始めた頃…、確か「One On One」を発表した頃ですが、もう彼等の人気は衰えはじめていましたが、そ