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音楽の杜がおススメする70年代洋楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする洋楽アルバム集
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2024年1月の記事一覧

Delaney & Bonnie「Motel Shot」(1971)

スワンプ・ロックの中心的存在だったデラニー&ボニーの5枚目のアルバム。このアルバム、元祖アンプラグド盤と呼んでいいかもしれません。 ツアー中にモーテルのロビーで収録されたと云われているアルバムです。モーテルの中でアンプを通したデカい音など出せる訳もなく、結果的にアコースティックな楽器を手に豪華メンバー、レオン・ラッセルからグラム・パーソンズ、デュアン・オールマンまで参加しております。またクレジットにはないのですが、エリック・クラプトンも参加…と凄いアルバムとなってます。

Donald Byrd「Street Lady」(1973)

3連休最終日、まったりしたい方のために、今回は洒落たジャズをご紹介します。ジャズは聴かないんだよね~って方でも、とっつきやすい1枚だと思います(これをジャズと呼ぶにはどうかと思うのですが)。 ドナルド・バード…。ハード・バップと呼ばれるジャズの巨匠ですが、70年代のドナルド・バードはかなりクロスオーバー・ミュージックをやってます。特に今回ご紹介する作品の前に発表した「Black Byrd」は、フュージョンの先駆けと呼ばれている作品。そして、その次に発表されたのが本作であって

Adrian Gurvitz「Sweet Vendetta」(1979)

久しぶりに本格的なAORアルバムの登場です。 エイドリアン・ガービッツのスウィートなファーストソロアルバム。AORアルバムの名盤紹介本には必ずといっていいほど、このアルバムは紹介されてます。ですから前から気になっていたアルバム。 エイドリアン・ガービッツの経歴については、私、全く認識しておりませんでした。金澤さんのライナーノーツによると、1967年にThe Gunというバンドでデビューを果たし、その後兄とともにThree Man Armyを結成。同グループ解散後、1974年