マガジンのカバー画像

音楽の杜がおススメする70年代洋楽

365
人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする洋楽アルバム集
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

Ohio Knox「Ohio Knox」(1971)

本作は、山下達郎をして「三種の神器」と言わしめたグッドタイムミュージックの名盤の一枚。その「三種の神器」とはピーター・ゴールウェイが関わった3作品、「The Fifth Avenue Band」(1969)、本作、「Peter Gallway」(1972)を指します。 これらはジョン・セバスチャンやジェームス・テイラー、オーリアンズ等を愛する方であれば、必須のアイテムといえます。 このアルバム、MFQのメンバーであるサイラス・ファーヤーの農場にあるスタジオでレコーディング

Beck Bogert & Appice 「Beck Bogert & Appice」 (1973)

こちらにはエキブロに綴っていた過去記事を引っ張ってきており、すっかり邦楽中心になってしまってますが、私の大好きな領域は60~80年代の洋楽。特に70年代の洋楽って、かなり「いい音楽」が埋もれてしまってます。そろそろそっち中心の渋い音楽をアップしていきます。 今、同時進行で聴いているアルバムが5,6枚あるのですが、その中でも特に気に入っているのがBBA。ベック、ボガード&アピスですね。個人的にはフュージョン化する前の、ハードロックなジェフ・ベックが大好きで、なぜかこのアルバム

Jigsaw「Sky High」(1975)

70年代のポップスって素敵な音楽がいっぱいあります。例えばベイシティ・ローラーズの「ロックンロール・ラブレター」「イエスタディズ・ヒーロー」、ナック「マイ・シャローナ」、ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ「恋のかけひき」、 マンフレッド・マンズ・アース・バンド「光に目もくらみ」、パイロット「マジック」、バグルズ「ラジオスターの悲劇」…、そして忘れてならないのがコレ。 恐らくオーバーフィフティの方々には超懐かしいと思われるミル・マスカラスのテーマ。あ、ミル・マスカラスっ

Bay City Rollers 「Dadication」 (1976)

70年代後半に一世を風靡したベイ・シティ・ローラーズ(以下BCR)ですが、モンキーズが大好きな私が嫌いな筈はなく、特に彼らのメガヒット「Saturday Night」は永らく私のフェイバリット・ソングでした。 彼らのオリジナルアルバムも熱心に聴いていた時期もあったのですが、ここ20年近くは放置状態。 そしてつい最近、Amazon Musicで久しぶりに彼らのアルバムを聴く機会があり、やっぱりいいなあと再認識。

David Gates「Goodbye Girl」(1978)

デヴィッド・ゲイツは70年代洋楽ファンであればご存知ですよね。あのBreadのリーダーであり、名曲「If」の作曲者としても有名な稀代のメロディメーカーです。もともとはモンキーズなんかにも楽曲を提供していた方。古くから活動されていた方で、自ら結成したブレッドでブレイクを果たしました。 ブレッド、ホントいい曲を量産しておりましたが、1973年にバンドは解散し、デヴィッドはソロとして活動を開始し、1977年、ニール・サ イモン脚本、リチャード・ドレイファスがアカデミー主演男優賞を