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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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2024年1月の記事一覧

オフコース「Three And Two」(1979)

このたび能登地方を震源とする大規模地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。 私の両親の実家が富山であり、何となく状況は分かっていたこと、また輪島に在住している知人の知人がご自宅が倒壊し、自衛隊に救助されたという報にも接していたことから、この地震による被害は、想像以上に甚大であることが分かってきました。 1日にも早い復興を祈っております。 今の気持ちを癒すにはオフコース…、しかも本作は私の長年のお供となって

佐藤博「アウェイクニング」(1982)

以前のレココレ特集(シティポップ1980~1989年)でも取り上げていた佐藤博の「アウェイクニング」。殆ど知らなかった作品ですが、その記事を見て「いいなあ」と思っていた矢先、当時ヤフオクでまずまずの価格で出品されているのを見て、すぐに落札。当時本作ばかり聴いていた時期がございます。 まず驚かされるのは、本作が42年前に発表された作品であること、そしてそんな前に発表されているにも関わらず、今聴いても古臭さを感じさせないこと、この良質な作品を、殆ど一人録音で収録されていること。

楠瀬誠志郎「いつも逢えるわけじゃないから」(1990)

私の大好きな楠瀬誠志郎。特に4thと本作5thはJ-POPの名盤だと思います。この2枚は大学時代に聴きまくってました。 クリスマスの時期が近づくと、本作収録の⑨「一時間遅れの僕の天使」がどうしても聴きたくて、リピートしまくってました(笑)。 楠瀬誠志郎。ご存じない方も多いでしょうね。一般的には1991年、TBSドラマ『ADブギ』の主題歌である「ほっとけないよ」が大ヒットしたアーチストというイメージでしょう。 でも私にとってはそれ以前に発表された2枚アルバムが大好き。弾けるポ

安藤裕子(feat.池田貴史)「林檎殺人事件」(2011)

実はこの曲とPVをこのnoteでご紹介するのは2回目です。まあそれくらいこのPV、私のお気に入りなんです(笑)。妙に元気が出るし、今は亡き樹木希林がゲスト参加し、相変わらず独特な存在感を放ってますしね。 もちろん原曲は1978年に郷ひろみと樹木希林のデュエット(いやデュエットというものでもないですが)で大ヒットしたものです。 テレビドラマ「ムー一族」の挿入歌だったらしいのですが、私はまったく記憶がありません。それよりもこの作曲者が穂口雄右さんであることに、改めてビックリ。

八代亜紀「夜のアルバム」(2012)

今週は八代亜紀さんの訃報が届きました。 我々世代にとっては演歌の女王という印象の方。そして個人的にはハスキーで歌が抜群に上手い美人演歌歌手とのイメージしかありませんでした。 ところがX(旧ツイッター)のタイムラインを見ていたら、彼女が元々はクラブシンガーで、ジャズを愛していたこと、たまたま演歌というフィールドで成功を収めただけだったということが分かり、更にnote仲間のマグさんの記事を拝見、彼女がジャズ・アルバムも発表していたことを知りました。 松田聖子も「SEIKO