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音楽の杜がおススメする邦楽

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人生の大半を音楽に注いできた「音楽の杜」がおススメする邦楽アルバム集
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2023年9月の記事一覧

五輪真弓「蒼空-TODAY」(1977)

なぜ五輪真弓がこのnoteに…と思われた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。 本作は彼女の6枚目のアルバムです。そして米国LAでの録音。私の大好きなラリー・カールトン、リー・リトナー、ハーヴィー・メイソン、ジム・ケルトナー、ウェルトン・フェルダー等々が参加しております。そう、このアルバムはかなりAOR指数の高いアルバムなんです。 最近、よっしーさんが彼女のファーストを採り上げておられて、そういえばこの「蒼空」をいずれ記事にしなければ…と思っていたことを思い出しました。

キャンディーズ「早春譜」(1978)

最近こちらにキャンディーズの洋楽カバーをアップしましたが、キャンディーズが洋楽好きであったことをもう少し知ってほしいなあと思ったもので、今回はキャンディーズのイメージを覆すようなアルバム、楽曲をご紹介致します。私自身も当時は、キャンディーズの音楽よりも「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」のコミカルなキャンディーズが大好き小学生だったんですけどね…。 過去に「キャンディーズの魅力」という記事を別ブログに投稿させて頂いておりますが、こちらは1978年2月発表のラストシングル「微笑み

杉真理「STARGAZER」(1983)

今年の夏は例年以上に暑かったですね…。ついついTUBEを聴く頻度が上がりました(笑)。毎年この時期にはTUBEを聴き返して学生時代を懐かしむのですが、今年は特に80年代に私が愛したシンガーソングライター、山下達郎、村田和人、佐野元春、杉真理、大江千里…なんかをよく聴いてました。 恐らく山下達郎~佐野元春辺りまでは洋楽ロックファンでもお好きな方は結構いらっしゃると思いますが、杉真理、ましてや大江千里までいってしまうと、もう聴かれている人も皆無かもしれません…。 でも杉真理はナ

松田聖子「Tinker Bell」9th (1984)

個人的には松田聖子のアルバム「風立ちぬ」は松田聖子の作品のなかでも最高峰、いやアイドル作品のなかでも一番の名作だと思ってます。 一方私がリアルタイムでよく聞いていた彼女のアルバムは「Canary」や本作です。 このアルバムの発表は1984年6月。前作「Canary」と比較しても顕著ですが、サウンドプロダクションがかなりシンセ色の濃いものになってます。個人的にはドラムの音が如何にも80年代、って感じで好みではありません。やっぱり松田聖子はフュージョングループのパラシュートが参加

山下達郎 「Come Along 3」 (2017)

40年近く達郎さんを聴き続けてますが、今回初めてコンサートチケットが当選!昨日、NHKホールに行ってきました~。 伊藤広規の唸りを上げるベース、プログレキーボーディストの難波弘之、そして天才ギタリストの鳥山雄司…、彼等プロフェッショナルな演奏を堪能出来るというステージにも感動しましたが、何より齢70歳の山下達郎の、3時間のステージングに圧倒されてしまいました。 また、サンソンでの軽妙な会話そのままに、MCでは漫談師山下達郎の一面も堪能。笑わせて頂きました。 最後のアカペラでの