今日からまた一年

こんばんは、ゆのまると申します。

本日10月10日は、私達が結婚式を挙げた日。丸２年が経ちました。

ということで今年も、結婚式をした芝大神宮へお参りをし、とうふ屋うかいさんでお食事をいただいてきました。

結婚式までのあれこれは去年記事にしていて、今日一日はクリエイターページのトップにしておりますので、もしご興味のある方は読んでみてくださると嬉しいです。

東京・芝公園 とうふ会席料理「東京 芝 とうふ屋うかい」

うかいさんを知ったのは、数年前に東京タワーに遊びに行った時。

夕暮れ迫りライトアップされた東京タワーの足元に、いくつもの幟のぼりと塀で囲まれた店構えを発見したのがきっかけです。お店に入っていく人たちは皆、スーツやセットアップで着飾っていて、改まって会食をする場なんだろうなと察しました。

初めて両家顔合わせで使わせていただいてから、今日で４回目。

大切な人と、美味しいお食事ときめ細やかなサービスをじっくり味わう。いずれもそんな時間を過ごさせていただいて、私と夫にとって特別なお店の一つです。

お店は東京タワーの足元に位置していて、美しく整えられたお店の中庭と東京タワーをバックに記念写真を撮ることもできます。

しかし、一歩店内に入ればそこは別世界。

なんでも、あえて室内からは東京タワーが見えないように窓が配置されているらしく、都内であることを忘れて目の前の人とお食事に集中することができます。

かすかに色づき始めた紅葉を眺めながら、すっかり旅気分。今日案内してもらったのは大部屋でしたが、他にほとんどお客さんがいなかったのもあり、個室のようにゆったり過ごすことができました。

うかいさんでは毎月コースメニューの内容が変わっているそうですが、我々が訪れるのはいつもこの季節。３回目ともなるとやや飽きが……なんてことはまったくなく、今日も大満足のお料理でした。

菊菜とあわふ胡桃和え、栗 丸十煎餅、子持ち鮎有馬煮、えび菊花寿し

名物のあげ田楽。中庭に小さな厨房があり、そこで作られたものが運ばれてきます

秋茄子と帆立。この帆立が食べたくて毎年足を運んでいるといっても過言ではありません

そしてこのあとはメインの豆水とうふ。……なのですが、お食事に夢中すぎて写真を忘れました。笑

たっぷりの豆乳とともにお椀にうつされたお豆腐は、格別の一言。その優しい味わいに、心もほどけます。

２時間かけてお食事をいただく間、夫とはいろいろな話をしました。

この１年を振り返って、変わったこと変わらなかったこと、そしてこれからの過ごし方について。それから仲のいい友人を思い出して、彼らはいつ結婚するんだろうかとか、そんな話題も。

夫婦円満の秘訣は何か。その答えは夫婦ごとに様々だと思いますが、私の場合は「相手が大事にしていることを尊重する」ことだと考えています。……できているのは夫の方で、私はまだまだなんですけどね。

こうして年に一度、二人で誓った日を思い出してまた気持ちを新たにする。儀式とも呼べるこのイベントを提案したのは私の方で、それに夫も快く賛同してくれました。現在は夫自身もこの日を楽しみにしてくれていて、「ここに来ると、また一年一生懸命働こうと思えるんだ」などと言ってくれます。

元旦でも誕生日でもなく、お互いに誓いを立てた日が、二人にとっての節目の日。私のそんな考えを尊重してくれる夫には、本当に感謝しかありません。これからは、たとえば夫の趣味への姿勢をもっと尊重できるようにならないと。珍しくお酒を飲んで真っ赤になった夫を眺めながら、そんなことを考えていました。

大満足の時間を過ごし、すっかり膨れたお腹を抱えて帰ろうとすると、ずっとお給仕をしてくれたスタッフさんが「こちら、よろしかったら」と。その手には丁寧にラッピングされた一輪のバラがありました。

”今日、結婚式記念日なんです”

席についた時に私がちょっと言っただけの言葉を受けての、心温まるサービスでした。これこそがおもてなし……！

腹ごなしの運動をかねて、歩いて芝大神宮へ向かいます。

お参りをし、神棚に供えるお札とお守りを新調して、今日の行程は終了です。

おみくじを引いてみたら、こんなことが書いてありました。

元気を出して捨てるべきはすて進む所へ進め

昨日断捨離スイッチが入ったのはこれを暗示していたのでしょうか……？！

古い手紙や貰い物の衣類などを処分したのが少し気がかりでしたが、どうやら正解だったようです。モノも空気も、入れ換えが必要。何気なく引いたおみくじに、思いがけず背中を押されることとなりました。

来年も元気にこの日を迎えられますように。今日からまた一年、冷たい社会に夫と身を寄せ合いながら、楽しくたくましく生きていきたいと思います。おしまい。