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「良きパートナー」の条件は

こんばんは、ゆのまると申します。


今日の晩ごはんは、塩肉じゃが。この間のカレーの材料が残っていたのと、『きのう何食べた?』の18巻でシロさんが作っているのを読んだからです。

いつもどおり、料理動画アプリのクラシルで検索。私は茶色い肉じゃがしか食べたことがないのですが、レシピが何件かヒットしました。味付けは、みりんとお酒と和風だし、それから塩少々。シロさんの味付けは、塩と砂糖と鶏がらスープでしたね。

しかし出来上がった代物は、見た目はシチューのようで、食べてみるとルゥを入れ忘れたカレーのようで……。ほのかにだしの味が効いていて、悪くはないのですが無個性というか、「私は潤滑油です!」と面接で答える就活生のような……(潤滑油が悪いわけではないです)。

夫の素晴らしいところは、こんなふうに謎料理を生成してしまった時でも、「美味しいよ!」と言ってくれるところです。「不思議な味だ……」と首をかしげながらですが。


これが実家だったらどうなっていたか。

「なんだこれ」「味見したの?」まず褒められることはなく、料理はほとんど手つかずのまま。

そんな光景が容易に想像できて、ぞっとしてしまいました。


以前から、母との折り合いの付け方についてお話していますが、その苦手意識は母だけではありません。きょうだい、同居の祖父母。なぜか私は昔から、実の家族になじめない子供でした。

やることなすこと否定される。意見すれば、「おかしい子」だと思われる。人との距離感や時間の使い方、好きなこと。家族たちが当たり前に共有している「常識」は、私が身に付けた「常識」とは違うようでした。

「自分の意見を言う時、怯えた目をしてるよね」夫にそう言われるまで、私は自分が、そんなにびくびくしているとは気づきませんでした。

ゆうべ、「今週は忙しくなる」とつぶやきましたが、どうしても、帰省しなければならない用事ができてしまいました。故人とのお別れです。本当は悔いなく送り出したいのに、私が考えてしまうのは「家族に何を言われるんだろう」「怒られるのが怖い」。そんな、自分を守れるかの不安でいっぱいです。


優しい人。趣味が合う人。生活リズムが似ている人。経済力。「良きパートナー」の条件は、いろいろあると思います。

私が一番大事だと思うのは、「否定しないか」、これにつきます。

もちろん、その考えが間違っていることもあるし、話し合いが必要なこともあります。でも、開口一番に「何言っているの」と否定しないこと。そうでないと、最も安全なはずの我が家なのに、相手の顔色を窺って萎縮して過ごすことになってしまいます。


なかなかどうして、生きにくい性格をしているなぁと思います。愛すべき穏やかな日常を胸に、今はじっと耐える時期ですね。つらいぜ。


(義実家の居心地は最高なのが救いです)


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