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【感想文置き場】

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映画、小説、マンガなどの感想をつらつら書きます。不定期更新。
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2021年4月の記事一覧

「エモい」が苦手な私が『言葉が足りないとサルになる』を読んでみた

こんにちは、ゆのまると申します。 今朝は6時起床。昨夜の晩ごはんが雑炊だったためかお腹が空いてしまって、いつもより3時間も早く目が覚めてしまいました。今日もチョコワが美味しいです。 さて、今回も読書感想文。専修大学教授である岡田憲治さんが書かれた、『言葉が足りないとサルになる』です。 両足に湿布をヒラメ貼りしている女性が表紙で、なかなかセンセーショナルなタイトルです。面白半分で読み始めましたが、私にとってはとても大きな発見がありました。 ざっくり概要本書では、学生・O

『「やさしさ」過剰社会』を読んでやさしさについて考えてみた

夫が図書館から借りてきた、榎本博明さんの『「やさしさ」過剰社会』という新書を読んだ。 「上っ面のやさしさが主流になり、あえて厳しいことを言う本物のやさしさが疎まれてしまう時代。日本古来の『間柄の文化』にも言及しながら、現代の『やさしさ』を心理学者が分析」した一冊だ(「内容紹介」より)。 つい最近、「男女ともに恋人に求めるのは『やさしさ』」という記事を読んでいたので興味津々だった。 この本は、友人、家族、会社といった様々な会話サンプルをもとに、「ほんとうにやさしいのか?」

児童書が教えてくれた、大事なパートナーの受け入れ方について

こんばんは、ゆのまると申します。 先日こちらの記事で紹介した、岡田淳さんの『まよなかの魔女の秘密』という本。児童書ということで1時間もしないうちに読み終わったのですが、小学生の時には気付かなかった意外な発見がありました。 ちょっと大げさですが、好きな人に受け入れがたい部分があったらどうするか、というようなお話です。 ネタバレというほどでもありませんが、結末に関する記述がありますので念のためご注意を。 『まよなかの魔女の秘密』のあらすじまずは本のあらすじから。 物語に