#3 告発を受けたファンの方へ 弊社の対応についてのご説明



【応援してくださっていたファンの皆さまへ】

さとうもかさんを信じて応援くださっていた方々はどう思われるでしょうか。残念なお知らせになってしまい申し訳ないというのは、心からの気持ちです。
「せっかく再始動したのに余計なことを」「そんなこと聞きたくなかった」「そんなテンション下がることを聞いたら、もかちゃんの音楽が楽しめなくなるじゃないか」と思われるのかもしれません。

しかし、さとう氏の人生とは別に私の人生があって、さとう氏の思惑に私の人生はこれ以上絡め取られたくありませんでしたし、黙っていることがさとうさんのためになるとはどうしても思えませんでした。
そして、もしご自分の妹や娘さんが同じことをされていても、大好きなアーティストの事だからと、見なかったことにできるのでしょうか。

私に起きた事実は事実として曲げようがなく、あなたの人生と同時期の、見えなかった所に確かに存在しています。ガザの戦争も、ウクライナの戦争も、今この人生で同時にどこかで起こっています。それと同じことだと思います。見てしまったら、どうするのか? ガザのこともウクライナのことも、私に起きたことと同様に「テンションが下がるから」と耳をふさぐ? 見なかったことにする?

これだけ言っておいて本当に図々しいかもしれませんが、お願いです。
もし、もし良かったら、この年末の1時間だけでいいです。「私たちの世界がどういう風な未来になれば良くなっていって、何が自分にできるのか」を、私と一緒に考えてみてくれませんか?

それでももかちゃんの味方をする、ライブに行く、聴き続ける、どれも私は辞めろとは言わないし、むしろ私が一番彼女の「これから」を見たかったぐらいなんです。ぜひ、私の分まで見届けてもらえたらと思っています。
でも、このままなかったことにして、やり直しでOK! 応援してる!と励ますことが、本人のためになるんでしょうか? どういう応援の仕方が、いいでしょうか。
これは、私も答えを明確にできていません。本人次第な部分が大きいのと、このような経緯の開示をした例がこれまで、ないからです。
でも、同じようなことをされている方は、絶対に居ると思っています。

「黙りこくっていたら、また次の被害(もしくは、さとう氏の加害)が出てきてしまうかも」と思うと、やはり告発し、自分の正義に従ってみるしかありませんでした。


【告発に合わせた、さとう氏の"休業"期間の弊社の対応について】

SNSなどの投稿では、実際に私が確認できた内容だけでも「立石さんが炎上した」「活動休止について、立石が諸悪の根源」「もかちゃんが耐えてきた辛い時間を思う」と書かれているように、さとう氏が何か弊社からの一方的なハラスメントの被害者だ、と捉えているファンの方が少なからずいらっしゃるようにお見受けしました。

上記の内容は、未だ復調しない自分の体調に障ると思い、全ては本人の退社後に諸々確認致しました。
しかし、退社後の時期のほうがより酷い内容で書かれていたことも多く、この状態が続くとせっかく立ち上げた弊社や所属アーティスト・クリエイターへのレピュテーション低下につながること危惧しまして、事実でないことはきちんと訂正したいと思い、告発に至りました。

まず、断言できるのは、弊社YUUIおよび代表の立石はトラブル以来、一度もさとう氏に対して「仕事をするな」ということや「発信を控えるように」という指示は行っておりません
3月のライブ・イベントキャンセル〜10月末までに及んだ沈黙は、すべて本人の意志によるものです

本人が復帰の際にSNSに「歌を止めない!」と書いていましたが、私は一度も止めた覚えがありませんでしたので、「自分の意志で勝手に止めただけなのに…?」と、弊社がそれとなく悪かったと言いたそうにしているのを見て、情けないなと感じていました。

こちらの話し合いの要望を一切無視して突然、根拠の疑わしい体調不良を理由に、お仕事先の関係者様のご心配・ご迷惑や弊社の損害、また、大切なファンの方の心配コメントにすら応じず、誰にも診断書の提出も、病名の連絡もなく勝手に休業に入ったことは、言うまでもありませんが、社会人として厳に慎むべき恥ずかしい行いであると感じます。

何より、さとう氏のファンのボリューム層は10代〜20代の、お仕事や勉学、また人間関係や恋愛など人生で思い悩む中で、さとう氏の歌になにか救いや安心を得たことをきっかけにファンになってくださった方が多いのではないか、と感じています。
もちろん、成人してからも一生、悩むこと・揺れることは多いですし、今回はお申し込みのあったツアーをキャンセルしてまで突然の沈黙を始めてしまったので、若い年代だけでなく沢山の方をいたずらに不安にさせ振り回したことになります。

ですが個人的には、心が揺れがちで、さとう氏の音楽を支えにしていたような若い世代の方を突然、不安に陥れたことが一番、許せないと感じています。それによって不安が爆発してしまった方は、私への個人攻撃にさえ走りました。些細なことではありますが、友達同士の喧嘩ではなく、仕事上のことなので、こちらも相応の対応をせねばならなくなりました。

本日に至るまで誠実な反省もなく、また活動再開の際にもファンクラブでは「数ヶ月、色々あって発信ができませんでした」と、まるで弊社に責任を負わせるような言い振りで開き直り、何も知らないファンの方は「待ってたよ!」と喜ぶ…といった図式で、弊社の常識では理解しがたいことの連続でした。
結局、さとう氏は、意識的であるにせよそうでないにせよ、「自分の音楽の持つ力を履き違え、人の心を邪悪に操ったんだな」と虚しく感じています。


【弊社YUUI及び代表立石のレピュテーションについてのおことわり】

また、弊社は3月に相手方代理人弁護士から、「さとうもかについての発信を一切するな」という旨の意見を受け、さとう氏に交渉のテーブルに付き続けてもらうために、またワーナーからのプレッシャーもあったため、その不条理な条件を一旦は受け入れました。

というのも、ワーナーの吉井さんは、彼の幼馴染が私の元同僚ということで紹介された、10年以上付き合いのある古くからの友人です。しかし、このトラブルが起きた2月当初の時点から、「会社に立石を紹介した人間」として後処理をするように申し付けられたとのことで(これは本当に忙しいのに申し訳ないなとは感じています)、吉井氏からは「今、この場を立石ちゃんが取りなせなかったら、さとうもかがワーナーNGになるだけじゃなくて、立石郁も今後ワーナーNGになるよ」と言い聞かされておりました。

その時私は、どんなに酷いことを今されていようとも、やはり良いミュージシャンに変わりはないと考えているさとう氏の将来を第一に考えてしまいました。
「良い音楽を広く届けて評価してもらいたい」ということが、やはりどうしてもYUUIとして自分が活動することの大きなプライオリティだったからです。

ですので、一瞬でも良いので、事態をきれいに収束させてワーナーに報告し、マネージメントの権利も合わせて、前レーベルとの再契約禁止期間が明けたタイミングでワーナーに全てをお任せするのが良いのではないだろうか、ということを考えておりました。

私までさとうもかについての発言ができなくなり、ファンの方やオファーを下さった方からの度重なるお問い合わせに歯切れの悪いお返事ばかりしかできず、ご心配・ご迷惑をおかけした方には改めてお詫びしたいと思います。
大変申し訳ありませんでした。


話し合いが停滞することが多かったのと、体調の回復に努めつつ他アーティストのレコーディング・ライブ業務などに携わっていたこともあり、YUUIがさとうもかを放置しているように見えたかもしれませんが、逆に「さとうもかの要望により、やむを得ず沈黙していた」というのが事実です。

しかしそのことによって、一番私が仲良く、末永く良い関係でいたいと考えていたファンの皆さまに、弊社並びに代表の私が悪者である、という扱いを受け、包み隠さずに言いますとそのことで多大な精神的苦痛も引き受けることになってしまいました。

ですので、改めてお伝え致しますと、関係者の皆さま、ファンの皆さまに於かれましても、このことについて弊社及び代表の立石がさとう氏になにか制限や妨害・危害を加えた事実は一切ございませんので、その点は誤解の無きよう、お願い申し上げます。
また、大変恐縮ですが、このような誹謗・中傷の書き込みについては仮名匿名如何を問わず、弁護士を通じて厳正に対処させて頂きます。

今後はさとう氏の活動に一切関わりたくないと考えていますし(新曲「ルビー」は、本人が權利を放棄すると言われたのでやむなく引き取り、150万円ほどかかった制作料を補填するために弊社からの配信となっております。これは後日書きますが、もし私が持っていることに不満がある方がいらしたら、売却も考えています)、さとう氏、ファンの方にも無用に憶測され、中傷されるのは辞めていただきたいと思っております。

お互いに、関係のない所で、めいめいの音楽を楽しみましょう。
宜しくお願いします。

長くなりましたが、今回は以上となります。

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