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自己紹介 | たのしく本気で学ぶツール「ZIRITSU」へかける想い。(前編)

はじめまして。(一社)全日本青少年eスポーツ協会Gameic代表の前川友吾 です。

日頃はeスポーツが大好きな一人として、毎年1500大会程のeスポーツ大会開催のサポートや、eスポーツを知ってもらう講演活動を中心に行っています。

私がパソコンに出会いゲームの世界へ夢中になっていたのは5歳ごろでした。デジタルが大好きな父がおり、父の夢は息子とゲームをすることだったそうです。そんな父の作戦にまんまとハマったのが私のeスポーツ人生の始まりです。

eスポーツを楽しむ傍ら、何の変哲もない人生を小中高と歩んできました。
ゲームは好きだが、なりたい職業もなければ、将来の夢もないような、今時の無気力な若者だったと思います。

なにを思ったか大学生活は、某家電量販店・塾講師・家庭教師と3つのバイトを掛け持ちしながら、3つのサークルをかけもち、元気な大学生活を送り始めました。

ですが、多忙な毎日ではあるものの心の中に空虚な自分を感じていました。

当時(2019年ごろ)は、輝いている大学生は、学生団体をやっている。そんな時代でした。私もそれに乗っかって、バイトとサークルのすべてをやめて、学生団体DiVJAPANをはじめました。そこで出会い、仲間になった友達は今でも大切に思います。DiVJAPANのテーマは「一生の友達と出会う」でした。少し渋いテーマだなと思ったことを覚えています。ですが、結果としては本当にステキな仲間に恵まれ、今交流のある友人のほとんどはこのDiVJAPANがきっかけです。大学を卒業と共に、活動は終了し疎遠な仲間もいますが、今でも何かあったら駆け付けたいと思っています。

就職がゲームの攻略のように感じ、自分らしさを求めて起業

大学生活も中盤に差し掛かると、インターンやエントリーシートを作成するなど就職ムードが漂ってきました。私の周りの就活生の中には2種類の学生がいました。1つは、どれだけレベルの高い企業へいけるかと野心を燃やす学生。もう一つは、コスパ良く働いて仕事以外の時間を充実させるかと考える学生。私は、そのどちらでもなく自分らしく幸せに生きたいと思っていました。直感的に人の下で働くのは、自分が輝かないと感じていたので、とりあえず東京に出て起業しました。いろいろやりますが、とにかく上手くは行きませんでした。ですが、信頼してくれて一緒に起業した仲間がおり、応援してくれるあたたかい先輩方がおり、なんとか成功させなければと苦悩の日々でした。その時の不安と言ったら、体の芯からスーッと冷えていくような感覚がありました。

そのころには、あんなに大好きだったゲームの存在すらも忘れていました(笑)

前代未聞の新型感染症の流行とeスポーツ

コロナウイルスが広まり始め、不要不急の外出ができない時代になってきました。リアルで人と会う機会は劇的に減り、Zoomをはじめとしたオンライン会議が主流になり始めており、起業したての自分にとっても大きな逆風でした。

そんな時にAshWinderの創業者である、中国人の2人組に会いました。彼らはeスポーツを新たなデジタルエンターテイメントとして大成させようとしており、自分のやってきたeスポーツが仕事になると感じました。ただ、イケているスタートアップのようなスタイルは自分の得意とするところではないと感じ、泥臭くも堅実に実行していこうと、全日本青少年eスポーツ協会の前進である学生eスポーツ協会を立ち上げて、eスポーツ産業の基礎を創り上げようと思いいくつかの取り組みを始めました。その中の1つがEventParkです。eスポーツの世界は大会を中心に回っています。大きな大会から小さな大会まで含めると国内で年間10万大会あり、そのほとんどが赤字の有志で行われていると知り改善へ向け取り組みを始めました。

EventParkは、一大会あたり100名前後のオンライン大会を中心に、大会の質や規模の基準を設定して、スポンサー企業とのマッチングによる広告収益の獲得支援・スポンサー企業の認知度増加・大会ノウハウのシェアによる大会品質の向上を行い、はじめは月間で10大会程度だったeスポーツ大会数も現在では10倍の100大会ほどが継続的に開催されております。

これにより、eスポーツへ取り組む人々の受け皿をつくりながら、ある「声」をよく聞くようになります。

eスポーツプレイヤーのセカンドキャリアがない。

厳密にいえば、ないわけではなく、eスポーツを活かして働くことは非常に狭き門です。
多くのeスポーツに青春を捧げた人は、eスポーツではない実績やキャリアを作り、eスポーツではない世界へ就職していきます。

eスポーツは高度なコミュニケーションや情報処理・継続的なスキルアップを求められる競技であり、まさしくデジタル時代の申し子のようなスポーツです。そして、それに熱中する若者が非常に多いのです。

だからこそ、eスポーツで培ったスキルを社会でも活かせるようになったら面白いなと思うようになりました。

eスポーツ人材の可能性は無限大

eスポーツ人材なんて言い方をしていますが、国内に700万人からいるとされており、多くの現代の若者の日常の一部にeスポーツがなっています。

eスポーツ人材の魅力は、
①好きなことにストイックに取り組む姿勢
②デジタルとの親和性
③勝ちにこだわる姿勢
にあります。

彼らの魅力は、直接ビジネス社会から評価しやすいものではないのです。
やはり、資格や学歴の方が分かりやすいのは間違い無いのです。

ならば、ゲームのキャラを育てるように、自分を育てられる場所を作ろう。そして、日本中で輝く人材がeスポーツから出てほしいと思いました。

その想いで開発を始めたのがZIRITSUです。

長くなってきたので、続きは後編で語ります。



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