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【本を読もう ⑬】楽しみながら日本人の教養が身につく速音読

暗唱指導の参考にしたくて
購入した本です。

音読の仕方は
2つの読み方があると考えています。

1 感性を磨く読み方
2 頭を鍛える読み方


1 感性を磨く読み方

「想像しながら読む」や
「行間を考えて読む」が
これに当たります。

小学校段階で言えば、
登場人物の言動から
気持ちを考えて読むことをします。

例えば、
「春のうた」で「ケルルンクック」を
どのように読むか。

「かえるは喜びを感じているんだから、
ケルルンクーーーーックと
伸ばした読んだ方が良い」

などいろいろと考えられます。

詩の学習は、
この読み方をすることが多いです。

初めに詩を読んだときと、
学習後では、
目の前に広がる情景が変化する。

そういう読み方ができれば、
子供の感性が磨かれたのでは
ないかと思っています。


2 頭を鍛える読み方

少し極端な言い方ですが、
想像もさせないし、
言葉の意味も考えさせない読み方です。

江戸時代の「素読」がそうです。

本書で紹介されている
「速音読」もこれに当たります。

速音読とは、読んで字のごとく、
速く音読することです。

齋藤孝さんの言葉を少し紹介します。

「速音読は次のような方におすすめです。

・頭の回転を速くしたい 
・記憶力を高めたい 
・テキパキ話せるようになりたい 
・コミュニケーション能力を上げたい 
・気分を爽快にしたい 
・集中力を発揮したい」

実感としてよく分かります。

私も学校の音読は基本的に
こちらの読み方をします。

「すらすら読み」と
表現しています。


例えば、「白いぼうし」の学習なら、
まずは「すらすら」と読むために
何度も音読練習をします。

読み方もたくさんの
バリエーションがあります。

(一斉読み、一文交代読み、
男女交代読み、たけのこ読み、
ダウト読みなど)


すらすらと読めた上で、
気持ちを考えて読む学習を
行うこともあります。

(白いぼうしなら
「よかったね。よかったよ。」は
どうやって読む?などです。)


速音読で
頭を鍛えていきたいです!!


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