【本を読もう ⑩】教育の力
著者の苫野さんは、
公教育が育成を保障すべき教養は
大きく2つだと言っています。
1 学力
2 相互承認の感度
「相互承認の感度?何それ?」
と疑問が浮かんでのですが、
もちろん、
しっかりと解説されていました。
①自分を承認できること
②他者を承認できること
③他者から承認を得られること
これらの3つの承認を
学校現場で教え育てていくのです。
それには、
「人間関係の流動性」が
大切だと言います。
これもまた、
難しい言葉です。
いつも同じ子ばっかりで固まらないで
さまざまな子と関わっていく
そんな関係を
保障していくのが大切
だということでしょう。
では、
人間関係の流動性を
どのようにして作りだすのでしょうか?
・異年齢学年
・地域、保護者の学校参画
・流動的なグループによって
遂行される協同的な学び
などさまざまあげられています
やっぱり、
「協同的な学び」に目がいきますね。
これはこれで
大切にしたいのですが、
苫野さんは次のことも
言っています。
子どもたちに対する
教師の「信頼・承認」こそが、
「相互承認の感度」を育むための
最も重要な土台である、
そうわたしは考えています。
深く信頼・承認されるという
原初的経験は、
その後の子どもたちの
「自己信頼」「自己承認」の
内に根ざされた大きな支えになるものです。
そしてこの
「自己信頼」「自己承認」を土台に、
子どもたちは他者を信頼すること、
他者を承認することへと開かれていくのです。
教師の「信頼・承認」こそが
最も重要な土台!!
大賛成です!!