ピーチパイ演説、ほぼ全文【テイルズオブリバース】
種族って何ですか?私たちは姿は違っていても、楽しいときは笑い、悲しいときには涙を流します。
それは何故でしょう?私たちの心は、同じだからです。
私は思うんです。身体なんて、人の心を入れるためのただの入れ物でしかない。
もし、種族というものがあるのなら、私たちはガジュマでもヒューマでもなく、大地に生きる人というひとつの種族なんだって。
思い出して下さい。私たちには共に笑い、泣き、悲しみ、喜べる時間があったはずです。
親切にしてもらったとか、一緒に美味しい物を食べたりとか。
私が知っている村では,おばさんがパイを焼くたびに皆が集まって、ヒューマやガジュマもなく、皆が美味しい美味しいって食べるんです。
死ぬのが怖くて言っているんじゃありません。大好きな人たちと憎み合って生きるのは、死ぬのと同じくらい辛いことだと思うから。
どうか、私の最後のお願いを聞いて下さい。
皆さんはパイを、ピーチパイを食べることがあったら一度だけ目を閉じて、考えて下さい。
あなたの美味しいと感じる心に、種族はありますか?
RPGゲーム屈指の名シーン。
ピーチパイ演説。
テイルズのテーマの一つである、種族同士の争いと差別。それらを分かりやすく「それではいけない!」と民衆とプレイヤーの心に訴えかける言葉が心を打ちます。
テイルズオブリバースの脚本を担当された方は、名作サウンドノベルゲーム「街〜運命の交差点〜」の脚本・監督の平松正樹さんでした。これは驚きました。
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