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東北地方・北海道バイク旅 霧幻と幽玄

先日、猪苗代湖へ辿り着きましたが、
そこを離れ西の方へ、沼沢湖を目指します。

只見川橋梁

猪苗代湖から会津平野をひたすら走ります。
平野は見ていて新鮮ですが同時にマンネリ化も早い。
景色がほとんど変わらないから。
嫌いじゃないけどね。

小一時間平地を走ったら山へ入ります。
会津パールラインという広域農道を山なのにパール?と思いつつ走り、道の駅尾瀬街道みしま宿へ到着。

道の駅で休憩しつつ、
道路脇に展望スポットがあるので行ってみる。
そこは只見川に架かる只見線の橋梁のビュースポットがあります。
緑に囲まれた中、只見川に架かる線路がとても映えます。
タイミングが合えば汽車が通過する姿も見られるんですね。
私もSNSで何度か写真を見たことがあるスポットです。

展望台付近に汽車の通過時刻が掲載されているので、
時間があればタイミングを待ってみてもいいかもしれません。

この時は次の汽車までちょっと時間が空くので待っていられず次へ向かいました。
とりあえず汽車なしで撮りましたが。

只見川橋梁

霧幻峡

道の駅を出発したあたりから町の雰囲気が変わります。
単純に天気(曇り)と時間のせいかと思いますが、ちょっと暗いというか雲がとても低い。

そんな中、いったんキャンプ場を目指します。
キャンプ場は、沼沢湖畔キャンプ場で一泊。

チェックインを終えてテント設営が完了したらお風呂へ。
近くに早戸温泉つるの湯という温泉がありますが白濁の温泉でとても気持ちよかった。
湯船から只見川が目の前に見え景色も最高。

お風呂屋さんもレトロな雰囲気でとても落ち着きます。最高でした。

その後、ちょっと日暮れまで時間があったので、近くの霧幻峡の渡しというスポットへ行ってみる。

移動中感じたのですが只見川周りはとても静か。交通が単純に少ないといのもありますが、川もほとんど波がなく風もほとんどない。
川面にリフレクションしているくらい。
山に雲もかかり、なんだかとてもミステリアスな雰囲気を感じます。

こんな雰囲気を表す単語は??幽玄?
霧幻なのに幽玄。

そんなことを考えながら霧幻峡の渡しへ。
途中でバイクを停めて林道を5分ほど歩いて渡しへ。渡し舟があるわけでもなくただただ景色を見て過ごしました。
静かで湧き水の流れる音しか聞こえない。落ち着く。

帰ろうとバイクに戻ったところでこの辺に住むご老人にパンフレットを頂きました。
そしてそのご老人に霧幻峡の辺りのことを少し聞かせてもらいました。

今は観光客が渡し船目当てでたくさん来てくれること、
景色は綺麗だけど住むには苦労が絶えないこと、
集落の住民は時間の流れでどんどん人が減っていること、
私が1日観光しただけでは知ることができないお話。
とても貴重です。

もっとこの地域を知りたくなりました。
霧の渡し舟や雪景色などいろいろ見てみたくなりました。
冬は豪雪でかなり辛い季節のようですが、
また来て見たい。わりと本気で好きな場所です。

そんな余韻に浸りながらキャンプ場へ戻る。
キャンプ場も鳥の鳴き声と他のキャンパー以外の音がしない。
とても静かなキャンプ場です。落ち着く。

私だけかもしれませんが全てに飽きが来ない。
不思議空間です。

霧幻峡の渡しからみえる早戸温泉
只見川リフレクション
只見川リフレクションと霧幻庵
早三橋
只見川橋梁

終わり

今回は現時点で個人的に1番盛り上がった旅スポットでした。
温泉も良かったし、霧幻峡も良かったし、キャンプ場も良かった。
たまたまタイミングが良かっただけかも知れませんが堪能できました。

明日は磐梯山方面へもどります。
移動ではなくバイクツーリングがメインの日です。

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