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コーヒー農園に行ってきたはなし

1カ月ほど前に書いた通り、コーヒ農園ツアー、行ってまいりました!
大好きなコーヒーができるまでの工程を自分の目で見て手で触れて
言葉では足りないくらい、幸せに満ちた夢のような時間でした。

バトゥール山と朝日

学んだことを書き出したらキリがないので、
ひとまずここでは感じたことを。

コーヒーをつくるのって本当に大変

強い日差しの下、枝々をかき分けてチェリーを摘む
赤く状態のいい実だけを手作業で選別する
気候や豆の状態を見て発酵や乾燥の時間を調整する
乾燥後の形の悪い豆を手作業ではじく

とにかくたくさんの手間ひまをかけて、
本当に状態のいいチェリーと豆だけが選別されて、
ようやく美味しいコーヒーができあがることを目の当たりにしました。
重さでいうと、6kgのチェリーからようやく1kgのコーヒー豆がつくれる、というような割合。
本当にわずかです。
私たちの手にしているコーヒー豆ってこんなに貴重なものだったんだと、改めて実感させられました。

手に乗ってるのははじかれちゃうチェリー

特に選別する時は複雑な気持ちで。
ほんの一部が緑色だったチェリーやうまく皮が剥けなかった豆、形の悪いグリーンビーンズなどは容赦なくはじいていくんですが、
そのまぁ切ないこと!!
それと同時に沸き起こるのは「美味しいコーヒーをつくるため」という想い。
緑のチェリーや未熟な豆を許容しはじめたら、
ちょっとずつが積み重なって、出来上がるコーヒーの味は落ちてしまう。
カフェで感動を覚えたコーヒーの味をつくるためにはここで妥協しちゃいけないんだ、と気付かされました。

みんなで豆の選別

そんな内々の葛藤も含めて、
「美味しいコーヒーをつくる」って本当に大変で、それをやってる人たちって本当に本当にすごいんです。

コーヒーにはたくさんの人の仕事が詰まっている

りとゆうの活動でも伝え続けてきたことですが、
様々な立場の様々な人の仕事がつながって、コーヒーチェリーは1杯のコーヒーになります。
収穫する人、農園を管理する人、チェリーを精製する人、焙煎する人、コーヒーを抽出する人…
たくさんの手を渡ってようやく私たちはコーヒーを飲むことができるんです。

コーヒーノキとシェードツリーをかき分けて収穫

驚いたのは農園を管理している方でさえ、どれだけの人数が収穫に携わっているのか知らなかったこと。同じ地にいても、関わる人たちの全体を見ることは本当に難しいし、それだけ多くの人が関わるプロセスなのだと実感しました。

そんな中でも、実際に摘果をする方、精製をする方たちに出会いコミュニケーションがとれたことは本当に嬉しかったです。
国も言葉も文化も違うのに、不思議と距離が縮まったのは、コーヒーが私たちを繋いでくれていた証拠なのだと思います。

殻と豆とを分ける作業

やっぱりコーヒーが、大好き。

寝ても覚めてもコーヒーたちが愛おしくてたまらなかった3日間。自分自身のコーヒーへの愛を再認識させられるツアーになりました。
そしてあらためて、目の前の一杯一杯を大切に、真剣にコーヒーと向き合いたいと感じました。

そんなコーヒーの尊さを伝えるためにも、ツアーで見てきたもの感じたこと、しっかり発信していきたいと思います。気になる方・話聞きたい方はぜひお声がけください!

そして早速、7月14日(金)本庄デパートメントにてこのコーヒーツアーでの体験をお話しさせてもらいます。
金曜の夜、ゆるりとおしゃべりするつもりで遊びにきていただけたら嬉しいです、よろしくお願いします♪

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