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10/24の遊馬的心は【久しぶりの人数限定の会での真景累ヶ淵】

浅草の出番を夜の部から昼の部にしてもらい夜は居酒屋の2階の座敷を貸し切りにしての小さな落語会。

自分はあっちもこっちも出来ない。
【真景累ヶ淵】も自分の中で行き詰まってダメだね。

だけどダメはダメなりにね、
いつもだと前半一席中入り後半一席なので今日は③までいかないパターンかな?

②で終わるのはあまり無いパターンで次回もこのまま続きを演るよパターンか。

それとも別の噺を一席と①で次回に継なげるか?

コロナのお陰で3年ぶりになるからこの①だけパータンが良かったかもだけど、皆さんもう聴き慣れているからいいか!

だけど今回が初めての方もチラホラおったようで。


宗悦家族の会話。いつもよりは落ち着いていたけどやはり、つまらないな〜オレは何をやりたいんだろうね⁉️

深見新左衛門家族プラス奉公人を紹介すると、ココで登場人物が多い⁉️とお客様は面食らうらしい。

そうだよな〜演ってる方も間違えるんだからさ。

今日の殿様深見新左衛門はいつもより酔っていましたが、まだまだ頑張ります。

宗悦は一回で仕留めました。結果的に②までなので3回斬っても良かったか。
そこに奥方入り、三右衛門を呼び、すぐ来ちゃうから胴巻を宗悦から奪い取る描写がイマイチ出来ない。
原作だと、返すお金が無いのに20両を三右衛門に渡したりする。

私はカットしているが原作にある、三右衛門が捨てた葛籠を強欲な上方夫婦と欲張り雲助の二人のやり取りを、懇親会の時にお客様に話してみると、興味深かそうにしていた。やはりココは笑い所でもあるのかな⁈

宗悦の亡骸を背負っている時は地の文で説明しているから、ココで三右衛門にしゃべらせても良いかな。

お熊の『したたかさ』をもう少し印象付ける事は出来ないかしら。

乳飲み児の新吉を抱きながら働く勘蔵に対して、
殿様が『勘蔵、勘蔵!』
奥方さまが『勘蔵や、勘蔵や』最近じゃ、
お熊が『勘蔵どん、勘蔵どん!』呼ばれるので、『俺はお前の奉公人じゃない!』とプンプン言いながら働くにしてみるとか。

もっと自然にあんまを表現出来ないかな?
地の文で『怪しい』と言ってしまうのが嫌だ。
療治の時におかみさんには優しく、殿様には荒々しく接するか。

ココで宗悦の怨念を見ますが、たびたび見るくだりを省いてしまっている。
怖いので酒を飲む、また見るの繰り返しで深見新左衛門はとうとうおかしくなるのですが、カットしないでやった方が良いような気がするけどね、そこがあなたなかなかどうして。

深見の家は改易、お取り潰しになり、中入り。
ココも相変わらず切り方が下手。

深見新五郎は、気持ちは優しくて、弱いんだ。武家奉公も剣術も合わなかったろうに。だから、下総屋惣兵衛に拾ってもらって幸運だったんだよ。だけどそこにお園がいるんだ、またビーンときちゃうんだよね。
思い付きだけど、お園に新五郎の教育係をさせてみようかしら。

恋煩いの新五郎。
よくぞお酒の力を借りてまでも頑張った。伊勢屋の番頭さんに相談は嘘で、口実だね。一人で思い詰めて飲んだね、相談できるくらいならと告白も素面だろうと思ってしまう。

酒を飲んで告白されるのはお園が一番嫌いな事なんだよ。それをやっちゃって撃沈。

悶々と過ごすんだろうね。どうしょうもなくてとうとう乱暴な事をしてしまう。こんな事はダメだ、決してしてはいけないと思っていたと思うよ。
また、ココで酔っ払うかな?お酒の力をまた借りるか。父親同様になるだよ、親子だから。
お園を殺めて、仙台へ逃げるけど。そこでもやってしまった事に対して逃れる為に酒浸りになるかな、フラフラと引き戻されるように江戸へ来て。
お園の墓参りでもして泣くか⁈どうやって探す?取り敢えず以前屋敷に奉公していた勇治という男を訪ねるけど、コレが勘蔵じゃダメなんだよね。
ココでまたお客様が『勇治って誰?』になる。
一応新五郎のセリフで説明しているのだけどね。

そして、お人好しだから、いや酒浸りでお尋ね者になっている事を忘れているか。
とうとうお縄になったのが、お園の3回忌の祥月命日だったという因縁。
『これから19年後に皆川宗悦の姉娘のお志賀と深見新左衛門の次男新吉が出会うという因縁。因果は巡る歯車の真景累ヶ淵、
《これこらますます面白くなる所でございますが》この続きはまた機会に申し上げます。

《》が抜けてなんだか間抜けな終わり方だった。

懇親会では『声が良い、よく響いて、小さな声もよく聞こえたと』とお褒めの言葉。
部屋が狭いとはいえ
多少はボイスの効果が出てきたか。





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