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『ウクライナ情勢』が与える今後の日経平均株価の影響について

こんにちは!yuu_中学生投資家です。

最近の相場は元気が無く、ジリ損の状況が続いていますよね…

そんな相場の一番の原因である『ウクライナ情勢』について今回は解説していきたいと思います。

なるべくわかりやすくするように工夫したので、最後まで読んでもらえると幸いです!!


1、ウクライナの歴史


まず、ウクライナ歴史について軽く解説します。 


①1991年冷戦終了後、旧ソ連がロシアとなり、多くの国が独立していました。ウクライナもその1つです。

旧ソ連におけるウクライナ (図左上)

➁その後、元ソ連の多くの国がNATO(北大西洋条約機構)に加盟しました。

NATOの加盟国

③ウクライナがNATOに加盟してしまうと、ロシア本土とNATOが隣接してしまいます。そうすると、アメリカとロシアの関係が近くなるから、ロシアはいろいろやりずらくなってしまいます。

④2014年、ロシアが『クリミア政変』というものを起こし、ウクライナ領のクリミア半島を難癖をつけて実質的支配をしました。(上図)

⑤ロシアは、クリミア政変にて西側の国(ヨーロッパ諸国・アメリカなど)が何もしてこなかったことに味を占め、ウクライナも軍事的支配しようとしています。


他にも多くのことがありますが、大まかにするとこんな感じです。では、ウクライナ情勢による日本への影響はどうなるのでしょうか。


2、日本への影響


次に日本への影響を考えていきたいと思います。これは主に3つです。


①原油価格の高騰


ロシア・ウクライナは原油の大輸出国であり、仕入れがかなり難しくなっていて、もうすでに値上げが始まっています。また天然ガスの輸出国でもあるので、資源の輸入は当面厳しくなりそうです。


②穀物価格の上昇


ロシア・ウクライナはアジアに小麦を作っているので、世界的に穀物の価格が上がり、穀物危機となります。アメリカやヨーロッパがこの状況に加わってしまったら、さらに危機に陥ってしまうかもしれません。


③中国の力が増加する


これはあまり日本には関係ないですが、一応日本とも関わりがあるということで紹介します。

ロシアと中国は終戦後から深い関係があり、今回のウクライナ侵攻にも肯定的な考えを持っているのが中国です。

ロシアがウクライナ侵攻に踏み切り、ロシアと欧米間で経済制裁の応酬が始まれば、エネルギー価格が上昇して世界経済が打撃を受けます。
そうなれば、中国の影響力が増します。あるいは米国が世界経済の混乱を回避しようと及び腰の姿勢を見せれば、中国が台湾統一の野心を加速させるのではないでしょうか。


3、日本経済への影響


いよいよ本題です。
ここからのウクライナ情勢の結果もによりますが、もし、状況が悪化し、アメリカ・ヨーロッパ諸国とロシアの軍事衝突にでもなれば、
    
    日経平均は年初来安値には到達すると考えられます。

そう考えた理由は、
・過去の戦争から考える
・5日平均線と25日平均線の形

の二つです。


①過去の戦争から考える

これは、2000年から2004年のイラク戦争前後の情勢です。イラク戦争では、イラクが核兵器をもっているとして米英が軍事的行為を行いました。

このチャートから見ても、戦争が始まってしまうと、アメリカ経済は低迷し、日本もこれに追随してしまうということがわかります。


➁5日平均線と25日平均線の形

2月20日までの日経平均の推移 (過去6か月)

過去6か月の日経平均の推移では9月の上がりから低迷し、25日平均線の下に5日平均線があるようになってしまいました。

ここから、コロナウイルスからの経済回復の反発で上がりすぎていたことがわかり、今後も上値が重い展開が予想されます。

また、年初来安値の更新は特に珍しいことではなく、直近では2022年1月に年初来安値を更新しているため、まだまだ下がることが予想できます。


4、終わりに


ロシアには多くの資源があり、ヨーロッパ諸国は動きたくても資源が止められると困るので、何もできない状況があります。また、北京オリンピックの終了し、ロシアが動き出すのも時間の問題なのかもしれません。


最後にこの写真をみてください。

これは、ウクライナの一般市民が国を守るために、軍事訓練に参加している様子です。

僕は、戦争を起こしたくない人が自国を守るために訓練する姿に心を打たれました。日本だから関係ない、ではなく自分にもできることがないかこれから考えていきたいと思いました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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