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強みって何?生かすって何?

経営している目元のサロンには、スタッフが3人いる。毎月、研修をおこなっている。
入社して3ヶ月研修を行い、その後は1ヶ月に1回だ。


具体的な数字の見方や眉デザインの復習などに加えて、「主役力を上げる講習」で行っている内容が盛り込まれている。
正直なところ、抽象的な内容から具体的に落とし込む作業で、「なんでこんなことしてるんだろう」と、スタッフは困惑の表情だったりする。ワークをしたり、話し合ったりしながら、行うが、結局困惑して終わることもあれば、笑顔で納得することもある。

美容サロンでは、技術の習得、接客の経験、施術の経験ができてしまうと「成長」を感じにくくなる。
この抽象的なことを考えたり、自分を深く掘り下げる研修が要らないと思われているかもしれない。
それでも「雇用前より市場価格を上げる」を意識している。繰り返しているうちに、何かの回がしっくり来て、花開くかもしれない、そんな期待も込めている。

さて、今日は「強みを生かすって?」という研修内容だった。

自分の得意分野や才能を見つける。
その後、別のメンバーの得意分野や才能を掛け合わせて、サロンでの強みの生かし方を、アドバイスしてもらった。
「得意分野が見つからない…」そんなことを嘆いたスタッフは、実は、音で記憶することが得意だとわかった。
「不得意分野がよくわからない」と言ったスタッフは、映像記憶が得意だとわかった。
「研修の趣旨とあってるかどうかわからないんですけど…」と発表したスタッフは、実はあるものを生かして新しいものを作るのが得意だった。

強みを見つける、と言われても一体それがどんなことか自分でも、一緒に仕事をしているメンバーでも、すぐには出てこないことが多い。
ワークをして、話をしている間に、出てくるのだ。
また、私個人の経験では、「強み」だと思っていたことが、実は無理矢理「得意だと思い込んでいた」とわかった。

こぢんまりサロンをしたいと思う人もそうでない人も、一度やってみてほしい。できれば誰かと一緒にやるのがいい。
思い込みを外すためにも。

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