中村俊輔

今は、カメラだ写真だ音楽だ、と、わめいてますが、一番最初の夢はサッカー選手になることでした。小3から中3までやってました。
その期間中に現れたのが「中村俊輔」でした。
中村俊輔、小野伸二、中田英寿、高原直泰、稲本潤一、遠藤保仁………。ちょうどこの世代が
うちらの青春でした。
俊輔の試合は、横浜F・マリノス時代に両手に数える程度ですけど見に行きました。
FKやCKになった瞬間、子供たちが一斉に観客席の最前線まで降りてきて見に来ていたのを
思い出す。渡欧前最後の試合も見に行きました(対東京ヴェルディat国立競技場)。
中学時代、どうでも良いという話なんですけど、少し似ていたので、サッカー部の一番可愛がってくれた先輩から「俊輔」と呼ばれていました(その先輩は、在学中に亡くなってしまった。あまりにもショックなことが起きると、人は冷静になります。涙さえでなかった)。
利き足逆だけど、右足で真似して蹴ってた。
本当に憧れていました。結局サッカーはやめたけど、ずっとヒーローだった。
こんなに紆余曲折のサッカー人生を送った人はいないのではないか。歓喜も悲劇も両方経験してる。
W杯に行けると思ったら落選し、決まったと思ったら予選敗退(一点入れたけど)、次も選ばれたけど活躍できず。
チャンピオンズリーグでの衝撃的なFK2発。
横浜に帰ってきて、キャプテンで優勝できると思ったら、直前で失速して優勝できずに号泣。
でも、唯一の2度のJリーグMVP。
こんなに光と影が入り交じる人もいない。
というか、こんなファンタジスタ、見ていてワクワクするファンタジスタ、セットプレーになった瞬間期待してしまうファンタジスタ、もう現れないと思う(世界中でもフリーキッカー枯渇ぎみ)。
最終節、熊本戦、少し期待してしまう。
長い間、本当にお疲れ様でした。


ちなみに初めて買ったレプリカユニフォームは横浜F・マリノスの俊輔のユニフォームでした。失礼します。

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