得すること、損しないこと

こんにちは、yuuです。

得することと損しないことは、イコールの関係だろうか。
混同する場面もあるが、答えは明確にノーだと思う。
得することは損することを内包するが、損しないことは必ずしも得することではないからだろう。

株の売買で考えれば単純明快だ。
100万投資し、5年後110万になっていれば得をし、100万のままだと損をしておらず、90万になっていれば損をしていることになる。

日常生活において、私は損をしないで生きていけたらと考えている。
お得に憑りつかれてしまうと、むしろ損することも多いのではと感じているのだ。

ポイント何倍、追加で加入するとキャンペーンでおまけ付き、何時いつまでに何割引きで宿泊可能、世の中はお得にあふれている。
お得情報は、自分で調べに行かないと知らないままということも多いし、上手に利用できれば幸福度は増すのかもしれない。

私が懸念するのは、ポイントのために後1200円買わなきゃいけないから、必要なものを買っておこう、だとか、来月末でマイルが失効してしまうから、もったいないので何処かへ旅行へ行こう、みたいな場面だ。

お得のために○○が必要、という錯覚。「お得」に振り回されている気がするのだ。
ポイント活用も、もったいない精神も良いことだ。ただ、それに振り回されると疲れる。本当に必要ですか、それ?と思うことは、そう思った時点で必要でないことが多いのだ。

必要のないことに金と時間をかけて「お得」を得る、これは損をしていることにならないだろうか。
書きながら、隙間時間にポイント活用!とか効率的にマイルを貯める方法!とか、instagram等で見たことのある見出しが頭をよぎる。
私には向いていないというだけの話なのだが、この辺の感覚は人それぞれ異なる。

お金と時間の立ち位置、これは離婚事案でもよくいう「価値観の相違」に含まれる、比較的重要なものだと思う。
男女の片方はお得が好きで、片方がそうでもなかった場合、意見をすり合わせていくには長い時間が必要だろう。

誰だってお得に生きていきたいし、損はしたくないだろう。
ただ、その許容範囲と努力できる限界が、人によって異なるのだ。

「お得」を追求できる人は、素晴らしいと思う。むしろ羨ましく感じることも多くある。
ただ、自分が同じことをしようと思うかというと、それは別問題なのである。

こんなことを書きつつ、今日も投資信託に関するyoutubeを検索し、積み立てNISAの変動をチェックする。
人生の損益分岐はどこなのだろうと、物思いにふけるのである。

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