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サウナ施設『アダムアンドイブ』に恋をした(女性側レポ)

好きすぎて書けていなかったサウナ施設。
西麻布のアダムアンドイブ。
通称「アダイブ」。

でも、まだ3回しか行ったことはない。
なぜなら、いいお値段がするから。

入浴料は税込3,990円。
月・火曜日は税込2,940円。
西麻布という超都会な立地とはいえ、
かなり強気な価格だ。
食事をしたり、アカスリやマッサージなんか
つけると最終的にお会計が2万円近くになる。

最初は麻布価格なだけでしょと、
失礼な先入観を抱いてしまっていて足が遠のいていた。

そんな中、一年前の夏頃、
サウナ好きの女友達に誘われたことをきっかけに行ってみた。

ちょっぴり重い足取りで、
でも、中は実際どうなっているんだろう?という
少しの期待感も持ちながら実際に行ってみた。

そしたら予想に反して良すぎて虜になってしまった。

アダイブに行った日の夜は布団の中でずっとアダイブのことを考えてしまうくらいだ。

もはやこれは恋だ。

アダイブのどこに惹かれてしまったのか。
それは唯一無二の
「自由度の高さ」と「異世界感」だ。

アダイブは日本一自由なサウナだと言われている。

サウナで雑誌や本を読めたり、サウナでオロポが飲めたり、タトゥーOKだったり、
“携帯電話の持ち込み不可”の貼り紙がされているものの、見過ごされいるようで実際にサウナや岩盤浴にスマホを持ち込んでいる客も見た。


また私的に、
自由なマインドでいられる要因として
施設名(アダム=男、イブ=女)にあるように
脱衣所から先の、浴室、サウナ、岩盤浴、休憩所すべてが、完全に男女に分かれていることも大きいと思っている。

特に、休憩所に男性がいないので、
異性の目を気にせず、心置きなくダラダラと実家のように過ごすことができる。とてつもなく居心地が良い。もう自由、フリーダム。

前置きが長くなったが、アダイブのレポをする。

※女性のイブ側です。

六本木駅から10分ほど歩くと、イエローとグリーンの鋭角に尖った不思議な建物が現れる。これがアダムアンドイブ、通称「アダイブ」だ。向かいの中国大使館の入り口には警備員が立っていて、物々しい雰囲気の場所にある。すんごいアングラ感。ワクワクする。

階段をのぼり、靴を靴箱に入れて、
カタコトの日本語を話す韓国人のおばちゃんに受付してもらう。

暖簾をくぐり、脱衣所へ入る。

女性側のロッカー ※公式画像


すでに異世界は広がっていた。あのワクワク感は今でも覚えている。
洗面台のドライヤーで髪を乾かしている
女の子がめちゃくちゃ可愛いかった…!

細身で魅力的な女の子が姿勢良く座っていて、
夜の子かな?芸能人の卵?
などと想像を膨らませながら
(3回行って分かったけど
話を聞いてる限り夜の子がほとんど。)
服を脱いで階段をのぼって、
いざ、上の階の浴室へ。

ちなみにシャワーの圧めちゃめちゃ強い
※公式画像

浴室はシンプル。

これは奥のアカスリスペース ※公式画像


公式写真では浴室のすべてが網羅されていないが、浴室にあるのは以下だ。

温かいお風呂 ×1
水風呂 ×1
ドライサウナ ×1
よもぎスチームサウナ ×1
岩盤浴 ×1 ※女性側のみ
アカスリスペース ×1

もう全ての要素が素晴らしいのだが、
私のお気に入りの一つは岩盤浴だ。
ちなみに女性側にしかない。

岩盤浴。テレビもある。※公式画像


足が火傷しそうで歩けないほど床がアチアチ。
そこにバスタオルを敷いて寝転ぶ。
これがまた気持ちいい。
10分間ほど、ごろんとテレビを見ながら寝転んでいると、
ドライサウナと同じくらい汗がしっかり出る。
この岩盤浴でスマホをいじっている人もよく見かける。

しかも、この岩盤浴、裸で入れる。
多くの温浴施設の岩盤浴は、
専用の館内着を着て
男女一緒に入れる施設が多い。

しかしアダイブは、裸のまま入れるので、
館内着や下着が汗でビショビショになることもないし、出てすぐにシャワーで汗を流せる。男性もいない。最高。

こういうちょっとしたストレスがないのは嬉しい。


次に、アダイブといえば
【よもぎスチームサウナ】も人気だ。

よもぎスチームサウナ ※公式画像

入った瞬間、よもぎのいい香りに包まれる。
スチームはモックモクでアチアチだ。
しきじを思い出す。

都内で女性で薬草スチームサウナを
楽しめるのってここくらいでは…?


次に、【ドライサウナ】
コの字型で2段。6,7人くらい入れる大きさ。
大体、貸し切り。

サウナ室の温度は88度くらい。
決してぬるいわけではなく、
じんわり、あったまれるのがいい。

木製の枕が3つ置いてあって
寝転がる
こともできる。

サウナに入る前に、
休憩所のおばちゃんにオロポを頼んでおくと
サウナ室へ持ってきてくれる。
(アダム(男)側は、サウナ室内のインターンホンで頼めるらしい。)

熱いサウナ室で飲むオロポは格別だ。

ちなみに、アダイブはオロポ発祥の地とされている。
オロポとはオロナミンCとポカリスウェットを混ぜたドリンク。

もともとは、女性側のイブで、オロナミンCとヤクルトを混ぜたドリンクを出していたらしいが、

汗をかいた後だとちょっと甘みも強いし、量も水分補給にしては足りないと。そうしたら父が『じゃあオロナミンCにポカリスエット入れちゃったら?』

文春オンライン 下記記事より


ということで、オロポは誕生したらしい。
オロヤク(オロナミンC×ヤクルト)の
量が多いスッキリ版
といったところだろうか。
オロポの前身となるものが、
イブ(女)側にしかなかったというのは、何だか嬉しい。


【水風呂】は、温度計は19度を指していたが
あれは絶対に16度〜17度くらいだ。←
それくらい、しっかり冷たかった。

【休憩】は、内気浴。
白いととのい椅子が2つ。
麻布価格だからか
空いているので大体座れる。

アカスリ竹塩マッサージも人気メニューで、
初回訪問時に体験して衝撃的に良かったのだが
記憶が薄れてきているので
次回体験した時にまたレポしたい。

浴室を出ると、すぐに【休憩室】がある。
女湯は、休憩室にいるおばちゃんに「ガウンください」とお願いするともらえる。入浴料に含まれているので、追加料金はない。

休憩所。※公式画像
ガウン。イブの刺繍がかわいい。


浴室から休憩室に入ったら
裸にガウンいっちょ
で、
ソファで休めたり、食事もできる。
これまたフリーダム。
何度も言うが、ここも男性がいないの最高。
思う存分ダラダラできる。


食事の韓国料理も韓国のおふくろの味を
意識しているそうだ。めちゃくちゃ美味しい。

見よ、この麻布価格
純豆腐チゲ定食。うまい。


アダイブでは
タトゥーの入ったお姉さん、
夜職のお姉さん、
外国人のお姉さんなど、
普段お目にかかれない人たちに会える。

「サウナでオロポ」も他ではなかなかできないし、
「裸で岩盤浴」にも入れる。

「男女完全に別」だから、
異性の目を気にせずに
「裸にガウン一枚」でリラックスして過ごせる。

今回は書かなかったが、アカスリマッサージのクオリティも高くて、生まれ変われるのでおすすめだ。

お値段に見合った体験が待っている。

アダイブはいつまでも私の推しサウナ。

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