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本にまつわるエッセイや書評を中心に。
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#読書

『何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーションを上げる方法を教えてください...』吉本ユータヌキ著

仕事をしたいのに、どうもやる気がでない。モチベーションが上がらない。「やらなきゃ」と思っていても、動けなくて後悔する日々……。多かれ少なかれ、誰もが経験する悩みではないだろうか。漫画家・イラストレータの吉本ユータヌキさんも、そのような悩みを抱えていた。 そんな吉本さんが、「やらなきゃ」ではなく「やりたい」で動ける自分になるために、憧れの人からモチベーションを上げる方法を教えてもらい実践。その様子を書籍化したものが、『何をするにもやる気がでないので30秒でモチベーションを上げ

偶然も重なったので

大変だ。 この頃、「読みたい本が多すぎる問題」に直面している。出合わない時はパッタリなくせに、2月の『文をあたる』をかわきりに、『鯨オーケストラ』『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』『中庭のオレンジ』『うたかたモザイク』と、まあ、出合うであう。 さらに昨日は、大好きな作家さんの作品も掲載されている、短編小説集『ほろよい読書』の第2弾『ほろよい読書 おかわり』が出ると知り、小躍りしそうなほど喜んだ。でもその前に、『水中の哲学者たち』と『黒猫を飼い始めた』も読んでおきたい。

吉田篤弘さんが紡ぐ、優しい物語の世界。そっと手渡したい5冊。

今年の3月に『鯨オーケストラ』と出合い、優しい物語と言葉の選び方に惹かれ、吉田篤弘さんの作品を好んで読むようになった。 X(旧Twitter)に投稿している読書記録も、吉田さんの作品が大半を占めている。もしかすると、鶴田の投稿に対して「またかーい!」と思った方もいるかもしれない(好きになったらトコトンな性格のもので……)。 でも、投稿するうちに「気になったから読んでるよ」や「気になるから、最初に読むならコレ!という本を教えてほしい」などといった、嬉しい言葉をもらうことも増