あなたはどうやってパワポを作成しますか??

パワポ作成について

初めまして、じんと申します。
プレゼンをする時にパワポは切っても切り離せないものですよね。
パワポ1つで人を動かす、もしくは莫大な予算を勝ち取るなんてよくある話だと思います。ですので、パワポの質は非常に重要なものだと言えます。

パワポをどうやって作成している?

そこで質問です。あなたはどうやってパワポを作成しますか??
上司や先方から言われたまま、情報を詰め込みいきなりパワポを作成していませんか
もしくはデータがあるからといって、無駄に不必要な情報を使っていませんか?
上記のように考えなしでいきなりパワポを作成しているようでは質の高い、パワポ資料を作成するのは難しいかと考えられます。そこで簡単にですが、質の高いパワポを作る上で何が重要なのか説明していきます。

1.結論、ゴールを考える
 当たり前ですが、資料を作る上で目的があるかと思います。学生なら研究発表(専門外の人に自分の研究を理解してもらう)、社会人ならお客様への商品提案(お客様へ自社商品を採用してもらう。)など、最終的なゴールがあるはずです。まずはそこを押さえましょう。ゴール決定には現状分析が必要なのでそこは別記事で紹介できたらなと思っています。

2.結論からストーリーラインを逆算する
 ゴールが見えたらそこに到達するためのストーリーを逆算して考えていきましょう。このゴールを達成するためにはこのデータと、このエビデンスがいるなとおのずとわかってきます。必要なデータが解ったら自ずとどのようなストーリーで作成しようか思いついてくると思います。

3.絵コンテを作成する。
 お待たせしました。ここで初めてパワポの下書きができます。まずはノートなどでどういった構成にするのか漫画のコマ割りみたいな絵コンテを作成していきましょう。
例:はじめに(1ページ)→現状(2ページ)→課題(2ページ)→提案(2ページ)→到達(2ページ)
上記は必要なページ数と流れです。加えてこの流れを絵コンテでどういったスライドにするのか下書きしていきましょう。ここで1つ注意して欲しいのが
1スライド1メッセージを意識しましょう。2つ以上の意味合いをスライドに込めても聞いている側は何が重要かわかりません。逆に1メッセージも持たないスライドもナンセンスです。もしあったらカットしましょう。データがあるからスライドを作るのではなく、スライドで自分が伝えたいことが伝える事が可能かの観点を持ちましょう。

4.パワポ作成
 ここまでやって初めてパワーポイントを起動します。最初に色、フォント、フォントサイズを決めてマスタースライドを作成してしまえば後は絵コンテ通り作成していけば迷うことなく作成できるかと思います。具体的な作成スピード向上、マスタースライドのレイアウトについては別の記事で紹介していくので今回は割愛します。

なぜここまで入念に準備をするのか

入念な準備をしたのは全ては質の高いパワポを作成するためです。
逆に準備をせずいきなりパワポを作成した場合は質が低くなりやすく時間がかかるかと思います。その例を挙げていてきます。

①メッセージ性が薄いスライド
 ストーリーを考えずにデータをみて分析していると不思議とどのデータもつかいたくなってしまいます。その結果、使えるデータをパワポに無理やり組み込みパワポ全体のメッセージ性が薄くなるため質が低くなります。また、無理やり入れるため頭を悩ませ時間がかかるというのがよくある話です。
②レイアウトや構成に悩むパターン
 絵コンテを作らずいきあたりばったりで作成してしまうと、どの図を使おうか迷うなんてのはよくあります。パワポには便利な図やフレームワークが大量にあるので、どれがいいか悩んでるだけで1日は溶けてしまいます。また、マスタースライドを作成しておかないと色や設定だけで時間がかなりかかるのでそれでも時間が溶けてしまうかつ、パワポの統一感が薄れてしまい質が低下してしまいます。

上記の理由はだけではないですが、なぜ質の高いパワポを作成するには入念な準備が必要かとお分かりいただけたかと思います。
逆に言えば準備さえしていれば短時間かつ質の高いパワポを作成することは練習を積み重ねれば簡単かと思います。


少しでも皆さんの参考になったら幸いです。
今後はマスタースライドの作成方法、スピード向上などの具体的なテクニックについて紹介してきます。

参考文献:PowerPoint資料作成プロフェッショナルの大原則(技術評論社)