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Who do you look up to the person?

今回のタイトルが英語なのは、さっきTOEICが中止になったという連絡があり、少しイライラしているからだ。ただそれだけだ。
最後に受けたのがもう1年前でその時は750点であった。そして半年間カナダのバンクーバーに留学していてTOEIC対策も毎日1h程度はやっているので流石に点数をあがっていると信じたいので850点が今年の目標としているが、そのチャンスさえやってこないのだ。なんとモヤモヤする気持ちだろう。まぁ、そんなものは最近ハマっているダルゴナコーヒーやベリージントニックと一緒に飲み込んでしまい、次の段落から今回の本筋だ。


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みんなには尊敬する人がいるだろうか。
僕も尊敬する人は何人かいる。僕の高校時代の恩師にも感謝しているが、僕が特に尊敬して居るのは一人の経営者である。
尊敬する経営者であげられることが多いのは国内だと伊藤忠商事の岡藤さんやPanasonic(旧松下電器)の松下さんが多いだろう。一方目線を海外に向けると、Amazonのジェフ・ベゾスやTwitterやSquare社のジャックドロシーなどがあげられる。
もちろん僕も尊敬して居るが、僕が最も尊敬している人はこの人だ。


株式会社楽天の創業者であり、代表取締役社長の三木谷浩氏だ。

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いや、言いたいことわかる。この前の送料の問題から弱者から富を築く機会奪い取った悪者という意見もあるだろう。しかし、私の意見としては、楽天のようなショッピングモールでは自信のある商品の生産者は負けることはなく、ただ商品の品質に自信がなかったものが負けただけだと思うのだ。もちろん批判してもらっても構わない。しかしこれは現実の資本主義社会では原則ではないか。

まぁ今回は初めて読んだというか僕が高校生の頃に読んだ3冊のうちの1冊である三木谷氏の「成功のコンセプト」について書こうと思う(前に書いたが、僕は部活少年というか脳筋だったので高校生の頃は本は3年間で3冊しか読んでない)。

この本の出版はもう10年前になる。10年前といえば次の年には東北の震災やテレビ放送が大きく変化したような時代である。この10年で世の中は大きく変わった。スマートフォンがここまで薄くなるとは考えなかったし、僕は今財布を一切持たずに生活している。カードが6枚入るケースを買い、そこに身分証明とクレカと一応現金5000円だけ入れている。しかしこの5000円は本当に使わない。ここまで現金を使わない社会になるとは誰が考えただろうか。このように社会というものは数年あれば大きく変わる。下手したら来週の木曜日には世界は変わってしまう可能性だって全然あるのだ。

楽天といえば思いつくサービスはたくさんある。楽天市場はもちろん楽天カードやトラベルや野球が好きな人だったらイーグルスや台湾のモンキーズもある。最近ではケータイ事業にも参入し始めた。彼は事業の拡大が非常に早いように思える。なぜ彼はここまで事業を拡大するのか。彼の仕事に対する基本的な5つの考えが紹介されている。以下が5つ全てだ。この5つがそれぞれ章のタイトルとなっているので、1つづつまとめて書いていこうと思う。

1・常に改善、常に前進
2・Professionalism の徹底
3・仮説→実行→検証→仕組み化
4・顧客満足の最大化
5・スピードこそ命

1では楽天社内の無駄な会議の削減だったり、インターネットショッピングモールの創業時の思いなどが書いてある。恥ずかしながら僕はインターネットショッピングモールは楽天が作り出したシステムだと思っていた。しかし、現実は多くの会社が挑んだ事業で失敗に終わっていたのだ。その理由としてはそもそも日本人に合う買い物スタイルではなかったことやお店側の出展料が高かったことが原因である。そこを楽天は5万円にした。どんなに美味しい食べ物があってもそもそも人に知られなければそのお店には誰にもこない。それが5万円払うだけで誰にも見られるお店になることができるのだ。これで払わないわけがない。これがまず初めの改善であり、前進なのだ。このように多くの改善を彼は行い、その思いを社員にも持たせたのだ。

2では創業当時のやったことが書かれているが、最後には仕事を面白くするためにはどうすればいいかが記述してある。どんな仕事にも当事者意識を持つべきだとあった。これはバーテンダーのアルバイトをしている僕ではなんとなくしか理解できない。しかし、他人のためなら頑張れるというのはなんとなくわかる。僕は趣味でカクテルが50種類くらい自分で作れたのでバーテンダーになったが、このアルバイトをしていて最も良かったと思うのはお酒を覚えたという自分中心の理由ではない。人の素敵な時間に介入できて助けられるということだった。デートできているカップルや夫婦で素敵な時間を過ごそうとしている人たちもいれば、好きな女の子を落とすために利用されるお客様など来店理由はそれぞれだが基本的には素敵な時間を支えているという思いはこのアルバイトを楽しく続けている理由の1つである。

4では企業の存続や従業員満足度に関するものである(3と5は次の段落でまとめる)。ここでは仕事に対する当事者意識を持つことでもっと仕事が面白くなるという内容だった。楽天は自分たちのオフィスを自分たちで掃除する習慣があるので掃除の業者は入れていないという(今は巨大企業になってしまったので不明だが)。会社を家と同じと思ってもらうことによってチームワークなどが育てられるという。まぁこれに関しては会社が家と同じに思うというのは?だが、部活を真剣にやっていた人間からしたらチームワークというものはかなり大きい問題だ。一度だけ楽天のオフィスを外から見たことあるが、二子玉川で一番大きいビルのようにも感じる。また、中には食堂がいくつもあるイメージである。そして、これは有名な話だが社長室がないので三木谷さんに他の会社の社長のように重々しい雰囲気ではなく少しはフランクに話すことができる環境であろう。

最後に3と5である。これは先日のガイアの夜明けでもはっきりしている。まず終わらせることを最優先して、ズレがあったらその場で修正していくというスタイルである。とにかくこの企業はスピードを意識しているのだ。だからこそここまで拡大することに成功しているのだろう。そして案の時点でも仮説→実行→検証→仕組み化することによって日々スピード感を持ったまま改善することができるのだ。

今回はこれで以上である。今この企業はケータイのアンテナの設置場所の問題にぶち当たっている。しかし、私はこの企業の改善の速さとマインドがあったらきっとできると信じている。

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