ネクライトーキー-ONE!

こんにちは。少々間が空いてしまいました。

本日は邦楽、ネクライトーキーというバンドをご紹介させていただきます。

さて、音楽を聴いてかっこいい!おしゃれ!かわいい!…そんな感じの第一印象を受けることはよくあることだと思います。
しかし、「楽しい!」が第一印象に来るのはなかなか珍しいのでは?
そんなバンドです。

まず、バンド全体で言うととにかく個性が強い。そして演奏陣やボーカルを一人一人見て行っても、個性が強い。それがうまく調和して、他のバンドにはない雰囲気を醸し出しています。個性が強いし、それを変に押し殺しているわけではないのに、上手に調和して一つの音楽になっている。こりゃあもういいバンドです。

パッと聴いて驚くのはボーカルの声でしょう。なんだろう、小動物的というか、楽しくかわいい。うん、かわいい(語彙力)。ですが、表現力も豊富で、ただそれだけではないところも大事なポイントです。
ボーカルの個性の強さもさることながら、上述したとおり、演奏陣もそれに負けず劣らずビンビンに個性を主張しています。テクニカルに、しかしクドくない絶妙な範囲で動き回り確かな印象を残していくギター、程よい骨太さと独特なベースラインで低音を支える鬼かっこいいベース(個人的に大好きです)、跳ねまわるように時に美しく煌びやかなキーボード、パワフルかつ手数も多すぎず少なすぎず、かっちりハマったドラム。聴くたびによくここまで調和して纏まっているなあとびっくりします。ちゃんとそれぞれ個性を出しつつ、バンドとしての一体感が高いあたり、ただの「楽しい!」バンドではありません。聴きごたえもめちゃくちゃあります。

歌詞に関しましても、これがまた非常に個性的。ボップさ、キャッチーさ、コミカル、真剣さ、ちょっとした毒、苦悩、…色んなものをごった煮にして、それが違和感なく収まってます。いいなあ…。歌詞だけとっても唯一無二です。音をとっても唯一無二なんですけどね。ボーカルの声と意外なほど棘のある歌詞の調和なども面白い。ただかわいいだけじゃ終わらせないぜ!感がもう大好き。

全曲個性が際立ちまくってるのでキラーチューンを上げるのも難しいのですが、強いて言えば「オシャレ大作戦」、「こんがらがった!」、「がっかりされたくないな」の3曲でしょうか。初めて「オシャレ大作戦」を聴いたときの衝撃と言ったら、そりゃあもうなんじゃあこりゃあ!(褒めてます)でした。たぶん初めて聴く大体の方がそんな感じの印象を持つと思います。
個性大爆発、万歳。

聴いているだけで楽しくなる。体が動く。なんか元気になる。だけど、底抜けに明るいだけじゃなくて、しっかり悩んだり考えたり、シリアスになったり…。当アルバムだけでも色々な感情を運んできてくれます。
歌詞もよければ演奏もよく、まさに唯一無二の個性を持つバンド。

自信を持ってオススメさせていただきます。是非、ご一聴あれ。

PS,余談ですが、当バンドのギタリストさんがボーカルをとっている「コンテンポラリーな生活」というバンドも大変いいバンドです。ネクライトーキーと比較すると、どちらかといえばよりストレートである意味男くさいロックを鳴らしてくれます。興味を持たれた方、そちらも是非。

「オシャレ大作戦」

「こんがらがった!」

「明日にだって」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?