Marilyn Manson-Holy Wood

こんばんは。洋楽にいきます。

さて、有名どころですね。マリリンマンソン。まあ色んな意味で有名です。
強いメッセージ性の社会的歌詞や下品と言っても過言ではない歌詞、並びに在り方。ボーカル本人の容貌。単純にかっこいい曲。キャラが濃すぎるバンドです。

まず、毒は強いです。間違いなく有毒と言えるでしょう。映画とのタイアップなどもありますが、根底には社会的態度と皮肉やエログロ、そんな在り方がある音楽です。歌詞の内容はどう考えても賛否両論なので深くは触れませんが、少なくとも大変「重い」メッセージ性のある歌詞であることは確かです。気になる方は検索等していただければ、このバンドの神髄に触れることができるかと思います。

アルバムも多数出していますが、ここでは「Holy Wood」を取り上げようと思います。結構アルバムごとに特色の変わるバンドでもあるので、ファンでも好きなアルバムはバラつきがあるのではないでしょうか。

冒頭曲「Godeatgod」は気持ち悪さ爆発です。よくこれを一発目に持ってきたな…と何度聴いても思います。グロテスク、という表現が非常に似合う曲です。

そんな冒頭曲に続き、「The Love Song」~「President Dead」まで、キラーチューンが連発されます。もうバンドの方向性とか主張とか抜きにしても真っ直ぐにかっこいい。シンプルな音に、喉を潰したようにがなりたてるボーカル。しかし、どこかキャッチーさとポップさを忘れない。このバランス感覚が素晴らしい。ただグロイ、激しい、そんなバンドはいくらでもいますが、こうしてしっかりシンプルにかっこいい印象を残していくあたり、流石有名バンドなだけあるなあと納得します。

シンプルな音、と書きましたが、さらに言うとギターリフですね。シンプルにも関わらず、印象に刻み付けられるリフがポンポン飛び出てきます。特にテクニカルなことをしているわけでもないとは思うのですが、それでかっこいいんだから何の問題もありませんね。
シンプルイズベスト、などというあまりバンドとは似つかわしくない言葉も脳裏に浮かびます。

ただし、難点もあります。
当アルバムは収録曲数が多く、正直後半ダレます。一曲ずつ抜き出して聴いてみると、決して後半の曲も悪いわけではないのですが、前半のキラーチューン勢の印象があまりにも強すぎる。そして後半に行けばいくほど失速系のダーク…悪く言えば地味になる傾向があるので、アルバム単位で聴くとどうしても私はダレてしまいます。かっこいいんですけどね…。

ダレると書きましたが、ともかくキラーチューン勢のぶっ飛び具合は異常です。色んな意味で聴く人を選ぶ音楽かとは思いますが、グロ系に耐性のある方は是非ご一聴ください。ただし、MVはなかなかドギツイ(以下に張るサムネもなかなかです)ものもあるので、一応初見は注意した方が精神衛生的によろしいかと…。

以下、リンクを張ります。
閲覧注意です。それなりにグロ耐性ある方のみどうぞ。
(The Nobodiesは相当な名曲だと思っています)






「The Fight Song」

「Disposable Teens」

「The Nobodies」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?