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10月が終わるハロウィンは何もないけれど

今日で10月が終わるという。早いものだ。

世間では「早いねえ、寒くなってきましたね」「そうですねえ、もうすぐ年末ですねえ」というような会話がなされて、今年もまた秋が終わろうとしている。

毎年この会話を繰り返しながら、人類は時を刻むのだなあと、時々しみじみする気分になる。

 

大阪に来て2年半が過ぎた。3回目の冬だ。大阪の冬は寒い。

日本の四季がこれほど素晴らしいものだということに気づくまで、遅ればせながら25年もの時間を要してしまった。

初めての一人暮らしで、初めて自分で電気のホットカーペットを買ったし、初めて大人のコートとマフラーを手に入れた。(コートとマフラーはもらったのだけれど)

世間では10月31日はハロウィンというらしい。
パーティなんてしたことがないけれど、世界中でそういうイベントをやっているとのことだ。

東京は渋谷、大阪は難波のあたりが賑わうというけれど、僕の人生にはそういうご縁はなかった。
興味があるかといえば(まったく)ないけれど、人生で一度くらいはそういう場に居合わせる経験をしてみてもいいな、と思いながら今年もまた忘れ去ってしまった。

秋の匂い

この1週間は、すごく秋の匂いが感じられる空だった。

外に出るたびに、秋晴れという名の青空が一面に広がっていて、ああ、いいなあ。としみじみすることが何度もあった。

僕の人生の中では、とりわけ欲しいものもないし、贅沢三昧をしたいわけでもない。
ただ、のんびりと過ごせる時間があって、四季を感じたり散歩をしたり時々おいしいものを食べたり、あとは家の中でパソコンとスマホと本を片手にコーヒーを飲みながらゴロゴロできる時間があれば、幸せなのだと思う。

秋の晴れた空をみるたびに、そんなことを思い出す。


#みんなでつくる秋アルバム

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