大人になってから勉強する人のための学習方法
プロコーチの森本です。
今の時代、学生時代に身につけた知識だけでは仕事になりません。
世の中で必要とされている知識を見極め、常に新しい知識を学習し続けなければいけなくなりません。
大人になってから勉強する人のための学習方法として、効果的な記憶方法とモチベーションの維持方法をご紹介します。
忙しい社会人にこそ活用して、自身のスキルを高めて欲しいと思います。
未経験からプログラミングを学習して、1ヶ月でWebサービスを完成させた!
僕は、コーチングの仕事の他にプログラミングスクールの講師をしています。
僕が教えた生徒さんで、未経験からわずか1ヶ月で作りたいサービスを完成させることができました!
この生徒さんは、高卒で就職し、3年間運送会社で働いていた21才の青年で、パソコンスキルは、ワードやエクセルを使えるくらいで、どちらかというと苦手意識を持っていました。
ただ、当初から起業を目指していたこともあり、情熱は誰よりも持っていて、会社も退職し、プログラミング学習に全力を尽くす覚悟を持っていました。
彼が言うには「人生は学ぶことの連続で、効果的な学習方法を身につけていないと人生そのものを損することになる」のだそうです。
では、僕から見た彼の普通の人と違う学習方法をご紹介して行きたいと思います。
モチベーションの維持方法
大人になると周りが勉強する環境を作ってくれないため、自分で学習を進めて行かなければなりません。
モチベーションを維持するのも自分の仕事と言えます。
勉強する目的を明確に決める
当たり前ですが、何らかの結果をだすために勉強するはずです。
試験に合格して資格をとるとか、技術を身につけて就職するとか、TOEICで900点をとるとか。
頑張った成果が報われることが何よりもモチベーションに繋がります。
いつまでに、どんな結果を、どのように達成するかを具体的に決める必要があります。
「結果を出したい」ではなく、「結果を出す」と決めることが学習にはとても重要です。
マイルストーン(小目標)を作る
もし、現状とのギャップが大きすぎる場合には、小目標を置いて考えるようにします。
ちゃんと客観的に判断でき、達成可能で、期限が決まっている目標を掲げます。
例えば、現状TOEIC500点の人が、1ヶ月後600点、2ヶ月後700点、3ヶ月後900点を取るなどです。
最終目標に到達するまでに何を達成しなければ行けないかを決めます。
学習計画を作る
計画を立てる際に、必ず下記の項目を満たすようにします。
・達成可能な目標であること
・スケジュールに余裕があること(必要時間の1.5倍ほど確保する)
・計画にモチベーション管理を組み込むこと
・フィードバック(計画の修正)を盛り込むこと
達成可能な目標であること
社会人であれば平日は仕事をしているはずですし、少ない余暇を使って勉強していかなくては行けません。
1週間に使える時間が20時間しかないのに、毎週40時間の勉強計画を立てても実行できません。
逆に目的の達成のためには、毎週20時間の勉強が必要なので、毎週10時間の勉強計画を立てたら意味がありません。
自分が実行可能な正しい計画を立てる必要があります。
スケジュールに余裕があること
1ヶ月間などの短期の学習であれば気合いでなんとかできるかもしれませんが、半年や一年などの長期の学習であれば必ずスケジュールに余裕を持たせます。
突発的な仕事、自分の休養(風邪など)など、想定外の事態は必ず起こると言っていいと思います。
だいたい1.5倍の時間を確保することをお勧めします。
計画にモチベーション管理を組み込むこと
実際に行動する時に意志の弱さによって諦めてしまうことが多々あります。
自制心の強い人であれば問題ないかもしれませんが、自分の意志の弱さを計画に入れ、それを補うための行動計画を作成します。
まずは勉強するためのトリガーを作ることから始めると良いです。
いわゆる、5分間だけ勉強してみるというやつです。
例えば、休日は必ず図書館にいくということだけ決めて実践してみます。
実際に図書館に行くと勉強をしようという気持ちにさせてくれます。
こういった、きっかけ作りをすると自然と行動する習慣が身につきます。
フィードバック(計画の修正)を盛り込むこと
3日〜1週間ほどたったら、目的、計画、行動を見直してみましょう。
目的は現実的なものですか?
計画に無理はありませんか?
実際に行動できていますか?
もしどこかに問題があれば修正しましょう。
簡単に達成できると思っていたのに遥かに難しいこともあるかもしれません。
学習計画を立てたけど、もっと効率のいい勉強法があるかもしれません。
毎日勉強できると思っていたけど、怠けてしまっているかもしれません。
最低でも1週間に一度は振り返りの時間を作りましょう。
さて、結局のところ勉強が続くかどうかは、「何のために勉強するか」によります。
現実的ではありませんが、勉強しなければ死んでしまうという状況なら、ほとんどの人が生きるために勉強するはずです。
死にたくないというのは、かなり強いモチベーションです。
目的が明確かつ本当に望んでいるものならば、学習を継続することができます。
途中で諦めることなしに学習を継続するには、自分のモチベーションを維持しなくてはいけません。
方法はいくらでもあります。
毎朝目標達成を宣誓する自己暗示をしてもいいし、勉強する仲間や指導してくれる人を作るものいいでしょう。
普段一緒に生活している人に毎日勉強すると宣言するだけでも効果があります。
人によってどのような方法が効果的かは異なりますが、自分のモチベーション管理も学習内容に組み込みましょう。
自分のモチベーションを管理することが、目的の達成を加速させるのです。
理想論
学習の手法は色々ありますが、そもそも勉強が好きで暇さえあれば学習しているという状態が理想です。
好きなことをやっている時間は幸せで、かつ自分の成長にも繋がるのでいいことづくめです。
理想論ですが、勉強自体を好きになる努力をしてみるのもいいかもしれません。
自分なりに勉強を好きになる方法を模索しましょう。
効果的な記憶方法
効果的な学習方法を知っていなければ、計画通りに勉強したのに目標を達成できなかったということになりかねません。
そこで、効果的な記憶方法をご紹介します。
意味づけをする
例えば、元素記号を覚えるのに「すいへーりーベー・・・」という語呂合わせで覚えませんでしたか?
「H He ・・・」という記号の羅列には意味がないため、記憶に残すことが難しいのです。
ところが、「水兵リーベー 僕の船・・・」と語呂にしてしまえば言葉として意味を持っているので簡単に記憶することができるのです。
イメージ記憶を活用する
勉強していると、「とりあえず記憶する」と言った内容が少なからず出てくるかと思います。
そんな時に役にたつのがイメージ記憶です。
例えば、覚えたい事柄を風景として記憶してしまって、思い出す時に風景から記憶を探ることで思い出せるようになります。
大人になると段々記憶力が低下していく代わりに、持っている知識や経験は増えて行きます。
印象に強く残る出来事と覚えたい事柄を結びつけて覚えることで忘れなくなるのです。
隙間時間に思い出す
電車での通勤時間や信号待ちをしている間など、自分が学習したことを思い出すことで記憶への定着が高まります。
そもそも一度学習したことは短期記憶に保管され1~2週間ほどで忘れてしまうのです。
そこで、頻繁に思い出すことで長期記憶に保管させるようにします。
だいたい一つのことを7回くらい思い出せば長期記憶に保管されるそうです。
思い出すタイミングを決める
「寝る前に覚えたいことを学習し、朝起きたら内容を思い出す」 というように、思い出すタイミングを決めてしまいます。
隙間時間を活用することの応用で、通勤時間に必ず学習内容を思い出すと決めるのもいいかもしれません。
頻繁に思い出すことで記憶の定着度をあげます。
アウトプットする
人の脳は、整理されていなかったり納得できないことは記憶から削除するようにできています。
そこで、アウトプットすることで内容を整理して記憶します。
論理的に整理することは自分への納得度をあげて記憶に残すのに効果的です。
何も難しいことはありません。
相手がその事柄について全く未知であるという前提で、説明してみるだけでいいのです。
誰かに説明したりブログに投稿したりして、アウトプットする習慣をつけることが大切です。
まとめ
大抵の場合、新しく学習を始めようと思うのは、自分の人生をより良くしようと真剣に考えているということだと思います。
あなたの学習がうまく行ために少しでも参考になれば幸いです。
他にも、「こんな学習方法が効果的だったよ」というのがあれば、共有していただけると嬉しいです。
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