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子供の時の舌の記憶について

みなさんは、子供の時を思い出して思い入れのある食べ物って何でしょうか?

母親の手料理で好きだったものは?、給食のmy当たり献立は?遠足のおやつで必ず買っていた駄菓子は?
 
子供の時の料理で、味覚のベース?なるものが作られると度々見聞きします。
味噌汁とかカレーなんかが代表格でしょうか。
 
味覚は大人になって育つということもありますよね、「舌が子供」なんて表現もあるくらいですから。
ただ、実際には味覚を感じ取る舌の味蕾が加齢と共に減っていくことで、食べられなかった苦味なんかが食べられるようになるということから考えると成長というよりは、劣化といえるわけで。。
 
逆に?その延長線上に?、脂っこいものを受け付けなくなるということもあります。「重い」というやつです。

(余談ですが、この脂っこい感じ、胃にダメージがありそうなものを「重い」と言いますが、そうではないことを「軽い」とはあまり使わない気がします。「あっさり」と表現するような。では、あっさりの反対はというと「こってり」になるわけですが、重い=こってり、かというとなんとなく違うような。日本語の機微?はこんなところにも)

あの現象は何なのでしょうか?胃のムカつきなどもですが、食べた味自体が胃のムカつきを起こしません、味に対する舌の感想なのに、体調に及ぼす影響の予測が味覚の印象になるという感覚はかなり不思議に思えます。
※至極当然のこととして理由を知っている方がいたら教えてほしいです。
 
さて、前置きが長くなりましたが、子供の頃好きだった味や食べ物の評価は皆さんにとって不変でしょうか?
 
パンケーキ、私が子供の頃はホットケーキと言いましたが、が朝食に出ると、幼稚園の時と同じように舌が喜ぶのか。
 
サッポロ一番は、まだジブン一番か。
 
母親の作るカレーは今は何点なのか
 
それぞれ
・パンケーキミックスとメープルシロップによる
・インスタント麺の中ではまだ十番以内にはいる
・たぶん自分が作るカレーの方が点数は高い
といった辛口評価になります。(3つの例の内の1つがカレーなのに辛口甘口という表現を使うのは如何なものか)
 
さて、それは寂しいことなのか。贅沢病みたいなもので反省した方が良いのか。
これをたまに悩みます、食い意地が張ってる私にとってはわりかし重要なのです。
 
この間、本屋に行った時その謎は解けました。
本屋で絵本コーナーを通った時にパンケーキが題材の本があり、綺麗な絵だったのでパラパラとめくって、その場を離れて雑誌コーナーなどに進みましたが、そこから5分程度ですが、パンケーキが食べたくて仕方なくなったのです。
 
そこで思い出した話があります。
フルコースではしっかりと料理の説明がされること、テレビのグルメコーナーの特集であったり、そして最近のグルメ漫画ブームであったり、そういったものを受けて食べる料理は、味だけではなく【情報】を食べているという側面があると。
 
子供の頃の私にとっての美味しいは、絵本から受けたウキウキが実体験できることや、友達が食べていて羨ましかったおやつは、そういった情報を前提に食べていたという事実。
要は、加点があったということなのでしょう。
思い出が薄れると共に、それに対する価値が下がることを考えると、今の味覚の実感はあながちそんなものなのかもしれません。
 
とはいえ、それをあっさりと凌駕する(この文脈でのあっさりは、軽くということなので、日本語としては正しいですが、勢いと度合いで考えると【こってりと凌駕する】が自分のニュアンスとしては正しいですが)懐かしーー!!!と叫びたくなる味があるのも事実。 

、、、ではあるのですが、今パッと思い浮かびません苦笑。あまりお腹が空いてないからでしょうか。
強いて今の欲求をあげるなら、美味しい柑橘類が食べたい。最近果物欲求がどうにも高いのです。
 
みなさんの思い出の味は何でしょうか?
実家の冷蔵庫に常備していた市販品などあれば教えてください。

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