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補助金申請のメリット&デメリットについて

こんにちは!中小企業診断士の横田優斗と申します!

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今回は「補助金申請のメリット&デメリット」について書いていきたいと思います!

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そんなこと言わないでください!補助金申請にはお金だけじゃないメリットがたくさんあります!

確かに補助金申請にあたってはデメリット(注意点)もございます。しかし前もって意識し準備と対策をすることで備えましょう!

それではまず、メリットから紹介していきます。

メリット1.そうは言ってもまずはお金!

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「お金だけじゃないメリットがたくさん!」と言っておいて申し訳ありませんが、何と言ってもまずはお金!

補助金が交付されることで、使ったお金が帰ってきます!それを運転資金にしてもいいですし、新たなことに投資をしたっていいんです!

通常よりも低リスクで新規事業が出来ますし、さらに新たなチャレンジにもつなげることが出来るのですね。

メリット.2 事業計画の策定

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続いての補助金申請のメリットは、「事業計画の策定」です!

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そう思うかもしれません!ですが、補助金申請に欠かせないのが事業計画書なんです!ほぼ必須といってもいいほど申請時には提出が求められます!

そしてその事業計画書には高いレベルのものが求められます。

確かに作成するのは大変なんですが、その過程で自社の進むべき方向がわかります。事業計画の策定についてはまた別途まとめますが大枠だけ話させていただきます。

まずは企業概要をまとめます。自社の歴史、立地、企業規模、資本金、従業員数…
そして企業理念は何か?その企業理念を元にどのような事業を行っているか?

そしてSWOT分析をします。内部環境として自社の強み・自社の弱みを把握し、合わせて外部環境の機会(チャンス)と脅威(ピンチ)を分析します。

その結果、自社がどのような状況に置かれているかを把握することができます。

そしてその分析を踏まえ、これからの経営方針・今後のプランを定めるのです。しっかりと分析をしているので、進むべき方向がおのずとわかり、自社の方向性に迷わなくなります。

逆に補助金申請をしないと、事業計画を作成しないなんて言う会社はざらにるでしょう。そうなると、毎日目の前のことだけをこなすようになりがちです。なので補助金を申請する・しないにしても事業計画を作成することは大切ですね!

メリット.3 例え補助金不採択でも売上UPする!?

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メリット.2にあったように、適切な事業計画を策定し実行することで、例え補助金が不採択でも売上がUPすることも!?

どういうことなのでしょうか?上記の図をご覧ください。
一番左の図が通常時の売上、それに対する費用と利益の内訳になります。売上から費用を引いた青い部分が利益ですね。

一方それに対し真ん中の図が、補助金申請に使用した事業計画を元にした売上です。

自社分析をして適切な市場に適切な商品を提供する。そして販路開拓のために広告をしたとします。するともちろん広告費の費用は増えますが、それにより販路開拓に成功し、売上もUPします。
では利益はどうでしょうか?
通常時のものと比べてみましょう。広告費のプラスによる費用合計の増加分よりも売上の増加分の方が多いですね!

残念ながら補助金が採択されなかった場合、広告費に対して補助金は出ないのですが…それでも作成した事業計画を実行することで売上も利益もUPするのです!

補助金が交付されたらさらに利益は増えるわけですね!
とにかく補助金申請するだけで採択か不採択に関わらず、利益が増える可能性が高いですね。

メリット.4 公的機関に認められた実績に!

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そして補助金申請をして、無事採択!となりましたらそれ自体がもうメリットになるのです!

どういうことかと言いますと、補助金が採択されたということは補助金交付機関、つまり国や自治体などの公的機関に認められたということ!

あなたの作った事業計画がしっかりとした事業計画書であることの証明となるのです!

「公的機関に認められた」ということは会社にとって良いPR材料になりますよね!会社の信頼度が増しますね!

以上がメリットについてです!ただ、もちろんデメリットもあります!
ですがデメリットというか「注意点」のようなものです!事前に把握して対策をしましょう!

デメリット.1 面倒くさい!

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まずは何と言っても面倒くさい!!

制度を調べる…事業計画を作る…そして補助金に合わせて規則を整える…調べること、やるべきことが多すぎる!
全てを自社でやろうとおもうと相当な労力を使います。本業のスキマでやろうとすると大変かもしれません。

対策としては、社内で担当者をつけること・中小企業診断士、会計士や行政書士などの専門家にサポートしてもらうことですね。

デメリット.2 事業計画を合わせる必要がある

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続いてのデメリットですが、「補助金申請のために事業計画を合わせる必要がある」という点です!

どういうことなのか説明していきます。

例えば補助金が交付されるために、新たな人材の雇用が必要だったり、給与のUPが必要だったりと、条件がある場合があります。
さらには給与に関わる部分に関しては就業規則の変更なども必要になってきます。補助金申請をしなかったら変わらなかったかもしれない。

また、新たな人材の雇用が無いにしても、「補助金の目的」に合わせるために事業の方向性を修正してしまうことも。

ただ補助金申請に踊らされてはいけません!補助金獲得はもちろん大切ですが、補助金頼みではない、無理のない事業計画を策定することが必要です。

デメリット.3 補助金交付側にかかっている

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続いてのデメリットは、良くも悪くも「補助金交付側にかかっている」という点です。

どんだけ一生懸命事業計画を策定し、補助金を申請しても交付されないこともある。

補助金がもらえることになったとしても、入金されるのは補助金の対象事業が終わってからです。まずは1,000万ならば1,000万円の補助金相当分を自分で用意しなければいけません。

さらには、次の補助金申請に向け準備をしていたとしても、補助金の予算が無くなったら、申請できずに終わってしまうかもしれません。

なのでこういった観点からみても、補助金ありきではなく自社のみでも成立するような事業計画を策定することが大事ですね!

合わせて、補助金相当分に関しては融資の活用などを検討し、やりたいことが決まっているのなら早めの補助金申請が必要ですね!

以上がデメリット、というか注意点になります。

まとめ

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いかがでしたか?

メリットについては「お金がもらえる」・「事業計画の策定」・「事業計画による売上・利益のUP」・「公的機関に認められた実績」でした!

補助金申請というのはお金がもらえるだけではない!補助金申請をする過程で得られるメリットがたくさんあるのですね。

ですが、良いことばかりではなく、デメリット(注意点)もあります!

「面倒くさい」・「事業計画を合わせる必要がある」・「補助金交付側にかかっている」です!

ですがデメリットについては事前にきちんと対策をすることで対応可能です!デメリットがあるからやらないだなんてことは言わずに挑戦してみてください!

今回は以上になります!ちなみにこのnoteの元になる、補助金などに関する図解を私のTwitterアカウントにて発信しております!

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読んでいただきましてありがとうございました!!

次回は「事業計画書の作成」について説明をさせていただきます!よろしくお願いします!

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