MリーガーASAPINとプレイヤー傾向の話

盲信的なアサピンファンは閲覧注意。

アサピンさんがMリーグで本領発揮できてないなって感じてて、ふわっと理由を考察してみたよって記事です。

ふわふわしすぎてて吹けば飛ぶような内容なんで意味わからなかったら「意味わかんねーわ」で終わらせてね。


そもそもASAPINとはどういうプレイヤーなのか。

天鳳で圧倒的な強さを誇り、二度も天鳳位になったネットの最強プレイヤー...

というイメージが今では一般的だろうが、当然最初から圧倒的な強さがあったわけではない。

天鳳位として露出が増え始めた頃もルール対応、メンツ対応に難があるのではという指摘は多かったと記憶してる。

実際、(これはあんまり細かいことは言えないんだけど...)僕の得意なルールを打ってるASAPINを後ろ見する機会があって、ルール対応力が他の能力ほど高いわけではなさそうなこと、見えている対戦相手からの情報の拾い方や考察力もそれほど優れているわけではないことが見て取れた。

なんだこいつ偉そうだなって思われそうだけど、常連さんや同僚メンバーの麻雀見てこの人は何が苦手なのか、どういう知識や考え方が欠けているのかってのをミスの傾向を見ながら分析する作業がお仕事の中に含まれていたので(元上司の人たちから怒られそうな話だけどw)、そんなに外れてはいないんじゃないか...と思う。

この段階で何言ってんだこいつってなってる人はこの先を読んでも叩く材料くらいしか得るものはないので、美味しいラーメン屋特集とか読んでた方がいいです。個人的には鬼金棒の肉増し辛さ普通シビレ増しがオススメです。

話戻して、そんなこんなで僕から見たASAPINというプレイヤーは実戦での集中力がクッソ高くて頭の回転も中々速い、ただ元々のバランス感覚はあまり良くない、って感じの評価。

だから天鳳において天鳳位2回とトップクラスの安定段位を叩き出してるのは沢山打つ中で上手くバランスを調整出来たからだと考えてる。

昔、ASAPINの牌譜を結構見てたことがあって、ミスのすっぽ抜け方からこの人は実戦で知識を元に打牌することが少ないんじゃないかなって感じた。

典型的なゲーマータイプ。

逆に知識重視の人は研究者タイプ、と勝手に区別してる。

ゲーマータイプで優れているプレイヤーは実戦での気づきが多いしそれらの処理も速いから座学をこなさなくても強くなる人が結構いる。

ただ最終的には本当に細かいところを詰めていく事になるからある程度座学の比重っていうのは上がってくるのかなとも思う。

で、ASAPINは天鳳ルールにおいてその段階だったのかなと。

たぶん天鳳位ASAPINとしての露出が増えて大衆に打牌理由とかなんやかんや説明する機会が増えたこともあって半ば必然的に検討中心の勉強にシフトしていった...? まぁこの辺は完全に憶測。

ただ、さっき言った通りルール対応力がめっちゃ高い訳ではないから違うフィールドでの麻雀で本来の強みを活かしきれてない印象を受けることが多くなった。

ここからはちょっと自分との比較も含めて本当にふわふわしたことを書く。

僕自身も結構バランス感覚悪くてすっぽ抜けミスが多かったタイプ(数年間似たようなルールを打ってるので今はそれを自覚することは少ない。)なのでASAPINの牌譜を見てたときは少し似たものを感じてた。

あくまでも僕は、って前置きして書くけど、すっぽ抜けミスをすると次に同じような方向のミスはあまりしないんだよね。逆に似た局面でも違う方向にすっぽ抜けたミスはしてた。もちろん普通に正着踏めてそうなことも多いけどね!(たぶん研究者タイプの人って知識として引き出すからこういうのあまり理解されなそう)

まぁそんな感じでミスを繰り返してるうちにその局面パターンにおけるすっぽ抜けそうな方向を網羅していって感覚的な処理で間違えないようになる。

この土台が作れれば知識として正解を引き出してくるタイプより時間的にも頭のキャパ的にも効率が良くなってさらに細かい比較ができるしその精度も高くなる。

ここでいう局面とか正解っていうのは特定の1つではなくてある程度似たものの群として考えてもらえるとさらに細かい比較ができることのメリットが伝わりやすいかな...伝わって。

その先の比較でも同じような順の繰り返しで精度を上げていける。こうやって細かい部分の比較になっていくと自分としてはすっぽ抜けミスでも他の人からはそう見えなくなるし、実際数字としても小さいミスになる。打牌のクオリティが底上げされる感じ。

っていうのが僕が意識してる感覚的な強さとかプレイヤーとしてどう強くなっていくのかって部分なんだけど、ASAPINもこれに近い処理をしてるように感じるんだよね。

まぁこれが違ったらこの話はここまでだってことで解散なんだけど、とりあえず合ってる体で続ける。

ここまで書いた話を加味してMリーガーASAPINについて考えると、Mリーグでの打牌のクオリティは全然ASAPINが出し得る最高のクオリティにはなっていないだろうって結論になる。

まず集中力。コミュ障ネトマプレイヤーがあんな晴れやかな場で初めから集中して打てるわけないだろうし、対戦相手の他に視聴者っていう敵を意識してしまったりもするだろう。ASAPINの最大の武器が最大の弱点であるメンタルによって揺らいでいたのは(少なくとも初めの頃は)間違いないと思う。

そして集中力がMAXじゃないと実戦の中での思考の蓄積の効率も下がる。

さらにMリーガーとしての仕事も多いだろうし何より固定メンツに近いMリーグの練習ができる場は限られているだろうからバランス調整がなかなか捗らないんじゃないか。

っていうのが僕がMリーガーASAPINの麻雀を見てて思うこと。

改善されてきてはいるけどすっぽ抜けはありそうだし本来のキレっていうか圧倒的な思考の深さみたいなのが足りてない。

上から目線だなって思われそうだけどプレイヤーとしてゲームの流れの中でした打牌を第三者として時間かけて検討してるんだから思考量も精度も違うしその辺はなんとなくわかって欲しい。(露骨な保険)

麻雀ってゲームは複雑さに対して実戦で使える時間が短すぎると常々発言してるので...(念入りな炎上回避)

話戻して、何が言いたいかっていうとMリーガーASAPINはもっと強くなるし早くその打牌を見たいから実戦に近い練習の場を増やしてやってくれってこと。

この一文の説得力を少しでも上げるためにこんだけ長々と書いたわけだけど、本当にこれに尽きると思ってる。

結婚して浮かれてるとか、勝たなくてはいけないって意識が低くなってるんじゃないかとか野暮なことは言わない。

あ、ちょっと蛇足で一つだけ言うと、ファンに求められてるASAPINの打牌みたいなのを意識して変に奇を衒ったことしてるんじゃないか、うまぶってるんじゃないかって意見たまにあるけどたぶんすっぽ抜けてるだけだと思う。

思考のめっちゃ深いとこに天鳳で培った土台があるから良くも悪くもそれが打牌に活かされてるんじゃないかな。


っていう途方もなくふわっとした話。

あくまでMリーガーASAPINの麻雀を見て個人的に感じることとその考察なのでどっかの落書きくらいに思ってね。

それなりに当たってる部分も多いんじゃないかと思ってはいるけど!

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