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はじめての離乳食│ベビーフードの選び方

自分が育児をするなかで、一番ほしい情報が得られなかったのが、
「離乳食初期のベビーフードの進め方」でした。

離乳食初期は、1回の分量が「小さじ○杯」です。
たとえば10倍がゆを作る際、炊飯器のなかに米と水を入れたお猪口を入れて大人のご飯と一緒に離乳食用のかゆを作っていたのですが、「小さじ1杯」「小さじ2杯」とかで取り分けると何日分⁉って量のかゆができるんです。
かゆは毎日消費するのでまだいいのですが、野菜類は、食べられる食品を増やしたい気持ちがあるので、かゆより使用頻度が下がります。そうすると、たくさん作った際に保存期間が長くなるので、それはそれでちょっとな…という気持ちがありました。

なぜ「離乳食初期」のベビーフード選びが難しいのか

たとえば、離乳食開始時にまず目に入るこの商品。

「5ヶ月頃から」「おかゆ」……きっと一番最初はこれからスタートするんだな、と、出産前の私は考えていました。しかし、離乳食の進め方は「初めてあげる食品は、1日1品・1匙から、平日の午前中に」なのです。
これは食品アレルギーの対策で、
アレルギー反応が出た場合にどの食品が原因かを特定するため「1日1品」、
アレルギー反応が出る可能性を考え「1匙(いきなり多量摂取させない)」、
アレルギー反応が出たら病院へ行けるよう「平日の午前中に」
と言われています。

それを踏まえて、先ほどの商品の原材料名を確認すると
「米(国産)、コーンスターチ、こんぶだし、かつお節」となっています。
つまり、食品アレルギーの可能性を慎重に考慮するなら、少なくとも「米」「昆布or鰹」のアレルギーがないことを確認してから与えたい商品です。

うちは正直、食品アレルギーの可能性は低いだろうなと考えていました。
私も夫も、親戚に先天的な食品アレルギーの方はおらず、花粉症の人も(たぶん)いなかったので、遺伝子的には免疫系強そうな気がしたからです。ただ、私の母は非常に肌が弱く、夫もアトピーを持っていたので、一応万全を期したいなと思っていました。

離乳食初期の情報源

情報として一番活用したのは、和光堂の献立カレンダーです。
めっちゃ便利なのに、なんだか辿りつきづらいので、リンク貼ります。

離乳食を出しているメーカーは複数あるのですが、本当に初期の「その食材しか入っていない」離乳食の製品は、和光堂の「はじめての離乳食」シリーズしか見つけられなかったので、初期は和光堂頼みでした。

また、HAL先生のブログもめっちゃ読みました。
毎日の献立も参考になりましたし、卵やナッツなどの症状が重いイメージがある食品の与え方も、ブログを参考にしつつやりました。

離乳食初期に活用したベビーフード

まずは、和光堂の「はじめての離乳食」シリーズです

これは何がいいかというと、キューブ一つが小さじ1杯になっているところ。ラインナップにある食材は基本的にこれを使って、ないものを他社製品で補完していく形にしました。

他に活用したのは大望の野菜フレークです。
近所のドラッグストアやベビザラスにも置いてありました。また、北海道のアンテナショップや、北海道物産展などでも入手可能です。

このあたりで単品の食品に慣れさせてから、和光堂の粉末「○○と○○」の商品、そのあとキユーピーの瓶詰、それから各メーカーで出している食事っぽいレトルト離乳食へと移行していきました。

手作りorベビーフード どう使い分けたか

かなり市販品頼りの離乳食でしたが、まったく手作りしなかったわけでもなく…。自分のなかでは、以下のような使い分けをしていました。

①おかゆは原則手作り・冷凍
コスパ的には、おかゆは手作り・冷凍ストックで特に不便がありませんでした。夫が子どもを見てくれる週末などに1週間分作りおいて、使用していました。うっかりストックを切らした場合に備え、和光堂の米がゆも1箱買いましたが、この1箱しか使ってない気がします。

②初めての食品は、なるべくベビーフードに頼りたい
正直初期の離乳食づくりは面倒です。じっくり軟らかく煮て裏ごしして…という手間をかけたものが、即ペッと吐き出されると徒労感があるのと、作り置きを準備して、万一アレルギーが出た際に、ストックをどう消費しよう…という面倒さがあったので、初めて与えるものはわりとベビーフード頼りでした。プロが作ってるんだから、私が作るより美味かろう、と思い。。

③旬の食品は手作り、旬以外の食品はベビーフードor冷凍野菜
旬の野菜は値段も安く、栄養価も豊富なので、わりと手作りしました。安いぶん、大人の食卓にも上がりやすい食品ラインアップです。
旬以外の食品は、わざわざ離乳食のために購入するのは割高ですし、極力ベビーフードか、冷凍野菜などを少量解凍して手作りしていました。

④カボチャは手作り
ちょいちょい離乳食の味見をしていたのですが、ベビーフードのカボチャはなんというか、皮の苦さというかエグさがあり、あんまり美味しくなかったです。大望よりは和光堂のほうが美味しく、娘の反応も手作り≧和光堂>>大望な感じでした。たまたまロットの問題かもしれませんが…。

⑤処理がめんどくさそうなレバーはベビーフード
正直そんなに料理が得意でもないので、レバーの処理を上手くできる自信がなく、レバー系はほぼベビーフードで済ませました。
主に和光堂の「鶏レバーと緑黄色野菜」を使っていました。
離乳食終盤で余ったものは、ハンバーグに混ぜ込むなどして消費しました。

食べられる食品が増えてくると、レトルトの離乳食や大人の食事の取り分けなどで対応でき、グッと楽になります。また、離乳食にも慣れ、「これでいっかぁ~」という開き直りもできるようになります(意外と大事)。
離乳食初期のめんどくさい時期、なるべく楽に乗り切りましょう。

もし「お、コーヒー1杯くらい奢っちゃるか」と思われたらサポートお願いします。私のコーヒー代か、娘のアンパンマンチョコ代になります。