もっとも難しいこと
触発され、noteサークルに入会したので挑戦!
『もっとも難しいこと』
それは新しいことを始める、、、それに尽きます。
世のインフルエンサー、自己啓発本、SNSなんか見てても「新しいことに挑戦!」という言葉が飛び交う現実世界。加えて言うと「好きを仕事に!」的な言葉も。いや、リアルで出会う方々、特に大学生ぐらいの方々はキ〇グコ〇グの西〇、ホリ〇モンに触発されたのか、既存の組織やシステムをとかく否定しがちじゃね?と思うこともしばしば。つまり、こういったことを言うことが老害、と言われる理由か。
新しことをやる、というのは『これまでのやり方を捨てる』こと。だから様々なことを経験し年齢を重ねると、これまでやってきた過去の自分を否定することになりかねないので、特に組織において立場が確立してくると身動きが取れなく、新しいことに着手するのが難しくなります。
当然ですが現在古い、と言われる物事も当時は新しい考えだったこと、情報あふれる現代においては、新しいといわれる物事もいずれ古臭いものとして扱われることになります。ただ、最近はこのサイクルが早いですね。情報という意味では「陳腐化」と表現されることもあります。
職場において、新しいことを提案する機会が多くありました。しかし、その提案も管理職や諸先輩方に反対されました。反対意見として、現存のシステムの一部変更で合わせた方が早く柔軟性がある、ならまだしも「伝統」(笑)の一言で突き返されることも。つまり、これまでやってきたシステムを変更すること、そのシステムを作ってきた方々の感情、そしてそのシステムに合わせていく労力、これらが新しいことに取り組む際に障壁となるものだと思います。そして提案する側もその障壁の面倒さに次第に現状のままで・・・とあきらめることも少なくありません。
個人的な新たな行動様式
先日新しいことに挑戦、を強いられている現状があります。強いてくるのはmy wifeです。(結婚して6年目に突入。今年2月にはお小遣いをプレミアム商品券のみ、領収書のない費用に関しては自己負担と言い切る強い妻)
話を33年前に・・・
当時3歳で私は、初めて洋式トイレで立った状態で排尿ができました。それまでは親の援助を受けて排尿していたことを考えると画期的な進歩でした。
さらに4歳では、周りの友人がズボン、パンツをすべて下ろして排尿している中でズボンの前面とパンツをさっと下ろして排尿できていることに優越感を感じずにはいられませんでした。
気づけば4歳で確立した自分の排尿スタイルが36歳になった今年まで、大きく変わらず32年も継続し、習慣となっていました。
今年は6月に子どもの入園(コロナの関係でずれた)、4月から転勤が決まったという条件が重なり、3月末に職員住宅からマンションに引っ越しました。
引っ越した先で事件が起こった。
先ほど登場した嫁から『トイレで立っておしっこするな!!』と。彼女が説明するには、男性が立った状態で排尿することで便器、床、その他が相当汚れるということでした。また私は身長が185センチあり、、発射位置が高いことから飛散する量も多いとのことでした。また追い打ちをかけるように「座っておしっこをしなさい。」「立ってしたいのであれば毎回便器、床を掃除すること。誰がいつも掃除をしていると思ってんの!?」と責められる・・・。
なぜ嫁がこのタイミングで排尿の仕方に文句を言ってきた理由として大きいのは引っ越したことと結婚6年目を迎えたことが要因だったのでは、と。以前住んでいた家は職員住宅でお世辞にもあまりきれいではなく、引っ越した先は新しくそこそこきれいなマンションだったのできれいに使いたかったみたいです。また結婚6年も経てば以前のような恋は盲目的な関係性ではなく、現実的な目線で対応されます。
こちらも32年間の習慣はそう簡単には変えられず、力説するが受け入れてもらえないことに苦しみます。言っていることはわかるが受け入れられない自分がいました。それらについても冒頭で説明したことから理解してもらえると思います。
実際のところおしっこの仕方は?
嫁が「今のご時世座っておしっこするのが当たり前、家のトイレで立ってするなんて時代遅れ。普段からいろいろと小難しい本や情報を手に入れようとしている割にこういった流れが・・・」とハイプレスをかけてくるので少し調べてみました。
細かい数値については見てもらえればいいと思うんですが・・・。やはり既婚者は座って用を足す割合が高くなっているようです。それでも一昔前に比べると座ってすることがスタンダードになってきているんだなあ、と。
そして身近な友人にも聞いてみると、結婚を機に変えていった方もいれば、頑なに立ちながら、という方も多そうです。また家と外で使い分けている人もいました。
6月から自粛中に大幅な体重増があったため、24時間営業しているジムに通うようになりました。ジムは感染症対策に力を入れていることもあり、そちらのトイレでも「衛生上の理由」ということで男性に座っての使用のお願いについて、画像のように張ってありました。
気づいていないだけで、意外と座っての排尿がスタンダードになっていることがわかってきました。
まとめ
今回のテーマはもっとも難しいこと、でした。自分の中では新しいことに取り組むことが最も難しいと考えました。先ほどトイレでの行動様式について語りましたが、当然妻の正論だけでは行動を変えることはできませんでした。結論から言うと、新しいことに挑戦するために必要なことは「必要に迫られる状況を作る」ことだと思います。ただ難しいと思います。人一人でできることに限度がありますから。
だからこそ周りの環境を整えることが大事です。家族、友人、その他かかわる方々のアドバイスを受け入れる心の在り方は整えておくべきだと思います。
人の行動を変えるには大きく考えて①知識②感情③背景の3つが大きなポイントかなと感じます。
①知識
当然ながら立ったままのトイレ使用法では、座って使用するより汚くなるのは理解していました。ですが、しっかり調べてみると座って使用する方が多くなっている事実、トイレの張り紙のように社会も行動変容を要請している現実までは知っていませんでした。
②感情
教えることが職業なので重々承知をしているのですが、この感情は結構厄介です。いくら理論的に正しかろうが、自分に落ちていなければ行動は変えられません。それにはその人の思考法も関係するでしょう。様々なアプローチを試して納得できるように・・・。
③背景
その行動の背景を理解することが大事だということです。組織にはそれぞれの文化があり、新参者が「合理的ではない」「古い」などと新しい方向へ舵を切っても反発しか生み出しません。そこにはそこの、その人にはその人文脈があるということを知る必要があります。
以上から妻が私にどう伝えたら快く行動を変えられたのか上記3点を交えて説明して終わりにします。
偉そうに言いますが、妻の私へのアプローチが①のみで、しかも彼女の都合からの行動変容を求められたので反発してしまいました。
これが、
③これまでのあなたのトイレ習慣を理解しているよ!
②急に変えてほしい、ってのは難しいのは承知している・・・
①でもトイレが汚れるし、衛生上ね・・・実際、男性も座って使用する人も多くなっているし・・・
②申し訳ないけど協力してほしい、お願いします。
と一番の難所である②を攻略してくれたら反発する自分がただただ情けない( ´∀` )
長々と書いている割に中身はトイレの仕方かよ、となったと思います。まあそれぐらい習慣や考え方を変えることは難しく、新しいことを始めるのは大変だ、ということですね。
指摘を受けて4か月・・・家では座ってやるように努めています。