鬼がくる
今年の節分は2月2日だと・・・!?
以前、お寺でアルバイトをしていた。お正月、節分というのは一大イベントで人の賑わいも多い。節分会では豆まきで前日から準備をして参拝客を待つ。思い出せば、大学卒業の年にはお練りに導師として参列した。普通の生活をしていては経験できないことを体験していたのだなあと振り返る。しかし、それでも「鬼」について考えることは少なかった。
小さいころ、近所には鬼ババと呼ばれた駄菓子屋があった。自分らが買いに行くときは鬼、と思うようなことはなかったが、昔はそういったこともあったと誰かから聞いたことがあった。今考えてみると小学生とはいえ、鬼ババ行こうぜ、などと平気で言ってたし、親もその呼称を咎めることもなかった。むしろ当人である店主も受け入れていた。
あえて小さなころの鬼といえば、友人の母親らが思い浮かぶ。教育熱心というか…。←(3点リーダーが話題ですね)
身近な鬼といえば、ボーナスの出た月に「今年もお仕事頑張ってくれてありがとう、はい、あなたのボーナス!」と笑顔で野口英世3人分を渡し、昼ご飯は最大500円の補助しか出さず、仕事に関わる飲み会代、食事代に関しては自分のお小遣いの範囲以内(お小遣いは諸々引かれるので月に大体5000円)、プレミアム商品券の25%分は持っていかれ、商品券の期限が切れそうなとき(1週間前)に商品券をお小遣いとして支給するうちのよ・・・。
というように現代の生活において鬼は、上記の例のように形容詞的に使用されることが多いのではないか。また、若者ら(自分もよく使っているが)が強調する際につけてくる。
鬼嫁、鬼かわいい、などがそうであるか。
あとは鬼ごっこ等、遊びの中やサッカーやバスケのスポーツの中でボールを奪いに行くプレーヤーを表現することが多い。
付け加えると桃太郎の話か。(小学生時の桃太郎電鉄でCPU対戦は赤鬼、青鬼を相手にして無双するということをやっていた)
今、うちの4歳児はYoutubeで青鬼をみて喜んでいる。
実際のところ、鬼って何なの?と今回のテーマが出たときに簡単に調べたら
・伝説上の生き物
・時代によって、地域によって悪いもののイメージから悪霊を追い払う善のイメージもあるようだ。
・苦手なものが匂いのきついもの、尖ったものでイワシの煙、臭気、ヒイラギの葉の棘。節分でも玄関先にこのイワシとヒイラギを飾った魔除けの風習も残っている。(実家は毎年していた)
調べていくと様々な諸説があり非常に面白かった。
また鬼については、疫病という説もあり、なるほどなあ、と。
見てはいないので言及できないが、今回のコロナについても疫病として、鬼との関連性、そこから鬼滅の刃のヒットにつばげている記事を見ていくと、色々と思うところがある。
さて、このnoteを書いている現在(1月31日現在)は非常事態宣言中。どうやら1か月延長も視野に入っているみたいだ。自分と家族も近い友人らも気を付けた上で日々過ごしている。
コロナが可視化しただけなのだがTwitter等のSNS,テレビをつけるとまさにこの世の地獄と感じる。正直しんどい。あまりにも一側面だけで物事を語り、その立場の正当性、感情的に、自分の正義を突き付ける様はまさに鬼畜の所業、地獄の鬼すら反吐吐く所業。
「豆まき」
鬼に投げつけ、魔を滅する、邪気を打ち払い無病息災。
鬼という疫病に対し、豆まき(魔を滅する)行動をとってよい2021年にしていきたい。まだまだ我慢に日々が続くがそれでも楽しく生きていきたい。
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