簡単な法律のお話…。

はい、心配おかけしてるとは裏腹にそこそこ、そこそこやってます^^。
入院してるわけじゃないしね。ただ、いつも通り落ち着かない子供のようにチョコマカ動けないし、大好きなハムスターになることは出来ないし、やる事無くなってきていよいよ家族も実家に帰り、一人となると出家でもしそうなので、シャバに吐き出すべくブログを綴っているw。

自転車乗りにおいて、少なくともこのブログを見てるようなサイクリストであれば100%と言っていいくらい保険には入っているだろう。そして弁護士特約の必要性を知っていてオプション付けている人も多いと思う。

今回はそんな話…。
今回の交通事故。実は車でなく相手も自転車(ママチャリ)である。しかも無保険者と。加えて日本国籍でない人と。ほうほう…。
そう自分の保険の日額補償等で補填できない部分については、車両の損害も含め医療費もろもろ慰謝料は、無保険故に相手に直接請求をかけなければならない訳だ。幸いにして弁護士の知り合いが多い私は、事情を話し、知り合いを通して交通事故に詳しい弁護士もしくは事務所の紹介をお願いしてみたが、結構な割合で断られてる。要は無保険者かつ不法滞在ではないにしろ在留者相手に回収できる見込みとを天秤にかけた場合、あまりメリットが少ないからだ。私の親友の1人の弁護士は言った。
「お前、回収できねーぞ多分…。」
おうおう、しびれるねぇ。年末にしびれるねぇ。
ま、寛大にも私の処理は粛々と続けるとして、そもそも回収できない、過失割合とかうんぬんあろうが、そもそも損害を払ってもらえないとはどういうことか。今更、説明不要だと思うが、ここを起点に後述展開するため一応記載すると、日本の民法では、適正な手段を用いて賠償請求をしても相手方が支払わなく(正確には支払えなく、支払う能力がなく)、裁判起こしたり強制執行をかけて相手の金目のあるものを差し押さえても、そもそもお金がなければとりたてれない。ない所からは取れない。つまるところ相手が自己破産してしまえば、債権者側は泣き寝入りするしかないのが日本国だ。債務者側も失うものは多いが、それこそ夜逃げもできるし…今回の場合は国外逃亡と言う可能性もゼロではなく、今回は弁護士が二の足を踏む案件であることが想像つくだろう。

では、本題に入る。
昨今ようやく自転車に切符をみたいな話がでてきたが、私の住んでいる東京都心部ですらママチャリ族にヘルメットは少ないし、子供を前に乗せたママさんたちも時にしれーっと信号無視するのなんか日常茶飯事だ。もちろん自転車に対しての保険なんか入っていない人が多いと思う。
怖いよね!ロードバイク以外に乗る大半の自転車乗りが無保険者だよ!怖いよね?!ウン、怖くて街中歩けないよ!!誰しもが思うよね。

ガシャーン。今度は轢かれましたぁ~。また無保険です。さてどうしましょ!?

残念な事に、無保険であれば今回と同じように直接相手方に請求を掛けなければいけないのは変わらない。そう、だから弁護士特約は大切なんだけど、今度の相手はチャイルドシートが付いた最新の電動付自転車だったとする。つまり絶対ではないが、子供が居て、まぁ旦那さんもちゃんと日本で仕事をしている人だとしよう。田舎だったら週末、車でモールかなんかに買いものに行ってたりすると仮定する。
そうすると弁護士は、車を持っているならその車の保険に自転車事故の場合が付帯してないか、また例え無保険であっても、相手がいくら自転車に対して無知であっても、日本に働き口があり住まいがあるだろう人だと想像は付く。だから今回の場合と違って、回収可能性は高くなるのである。

長くなって来たので結論に向かおう。
自転車の場合、無保険だったら相手に直接請求をしないといけないのは変わらないんだけど、ぶつかった相手がどんな人かで回収できるかどうかが変わってくるんだよね。少しは安心できる?w
世の中絶対はないこと。近所の公園に行くのに手だけ繋いで行くか、防弾ガラスのベントレーで行くかは個人の自由だ。
親友の弁護士は、最後に言った。同じチャリでも、鬼ころし片手によぼよぼになってパチ屋から出てきた爺ィなんかの自転車にひかれちゃダメだと。
ふむ…。
今の場所もかなり良いと思って住んではいるが、子供が居る身としては住む場所の民度は本当に大切だ。
ちなみに今回の相手方の在留カードの在留資格を見ると…。
永住者???!?になっている…。
(親友との電話の向こうで一瞬、間があったときにスーパーコンピュータが動くかの如く脳みそがぎゅんぎゅん動いていたのは、ここでは省くがその後の会話でも分かった。)
とりあえず、親族か何かに石油王かイーロンマスクでもいる事をこの年末にぼんやり思っている。さて、鬼ころし飲もうかな。


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