映画「プレデター:ザ・プレイ」をディズニープラスを見ました。わかりやすい物語構造。そして、面白い

映画(というか配信専用)「プレデター:ザ・プレイ」を見ました。300年前のアメリカ、ネイティブアメリカンの女性が、正体不明(プレデター)の生物と戦う物語。オーソドックスな物語ですね。100分とそれほど長い作品でもないです。
「プレデターシリーズ」は1は見た記憶があります。プレデターはいろんな惑星に行って狩りに行く種族なのね。「プレデター:ザ・プレイ」を見終わってから、調べて知りました。

冒頭の雄大な自然の映像が良いですね。冒頭3分くらいで主人公であるナルが斧を投げる場面が始まります。ここで、ナルの性格などを行動から示していていいですね。そのあと狩りの場面があります。ナルは何でもできる優秀な女性だが、戦闘などに対しては女性ということからでしょうか、認めらていません。
認められないことへの鬱屈を見ている方も感じられますね。まあ、できる人間にありがちな傲慢さも少し感じますが。
ナルは認められるために無理矢理ライオン狩りに参加します(アメリカにライオンいたのかな?)。こういうところからも性格が見えてきて、良いですね。その中で、透明の生物(プレデター)の存在が示されます。ナルだけがその存在に気づいています。

ナルは一人プレデターを追います。沼に落ちたり(ラストの伏線)、熊と闘ったり(途中でプレデターが襲ってくる)します。ナルを探しに来た同じ部族の人たちと喧嘩したり、共闘してプレデターと争うも、ナル以外全滅。逃げている途中でア白人たちに捕まります。プレデターとの戦い以外、だとこの白人たち(この作品だと悪人たちなので、プレデターに小気味よく殺されるために出てきたような気もしなくもない。プレデターが殺しくテイク場面見せ場だしね)との諍いもドラマになってますね。ナルと先に捕まっていたナルの兄はプレデターを誘き寄せる餌になって木に縛られるので、直接そこまで戦わないですが。

最後はナルはプレデターに工夫して勝ちます。
劇中で使われていた薬草は体温落とすから、熱を察知して存在を確認しているプレデターに見つからないのかな。物語の前半に使った沼などを利用して、プレデターに勝ちます。

ナルの性格の見せ方(行動や仲間達の確執などで)、ドラマの見せ方(プレデターとの戦いまでの過程)、100分という時間で過不足なく見せていて素晴らしい。300年前の話なので、化学兵器など難しい説明もないので純粋な物語構造を取り出せますね。

テーマは何でしょう。認められない女性が認められていくので(設定としてのプレデターとの戦いを前提に)、そのこと自体がテーマでしょうか。とこの作品については言えますが、先日みたエイリアンも女性が戦う作ですが、あまりそう思わなかったですね。リプリーは自立した女性だったからでしょうか? やはり作中に分かりやすくそういう場面がないとテーマとして捉えるのは難しいですね。
現住民の強さも描いているね(支配される存在としての原住民でなく)。

ナルが飼っている狩猟犬がいるのだが、いつもいいところで出てくるね。

わかりやすく、すごく面白い娯楽作品でした。


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