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旅は終えたいけど終わらない【国創りFes 創世記】

僕と君とでは 何が違う?
同じ生き物さ わかってる
でもね 僕は何かに怯えている
みんなもそうならいいな

この木…なんだっけ…

2023年 5/4〜5/7
僕は、とある山奥にいた
Les World主催の「国創りFES」に参加するため

全国から集まった117人の仲間たち
テーマは「人生最初の日」
今世を終え、来世に行く僕らは、今世をやり切ったと言えるのか
課題は、『BIRTH』を3日目の夜に歌い、踊ること

(これまでの参加記録 ここから読むと面白い……かも)


帰ってきた 帰ってこれた

ここに参加した理由
それは、みんなに伝えた通り
「大好きなみんなに会うため」
そして
「忘れ物を取りに帰るため」

8ヶ月前 無人島にて
幸せを感じる裏側で
苦しさを覚えたこと

「好き」を原動力に動く姿は、かくも美しいのか
自分だって走ってるはずなのに
人と比較して、自分を傷つけて
周りになんて言われるかわからなくて
自分の心の声を無視してしまって

頑張らなきゃ 人に認められなきゃ

そう思ってた自分は、あの場で
たくさんの忘れ物をしてしまった
だから、今回は、それを取りにいったんだ

忘れ物を……取りにきた

2日目のLes World Live
勇気を奮い立たせ、意志を持った人だけが立てる場所
あの時 あの瞬間
とても 悔しく 辛く 苦しかった そんな過去

もうあの時の自分とは違う
今は、自分を信じられる
自分の好きなことで生きていける
なんだってできる

そんな想いで あの場所に立った
不思議と全く緊張はしなかった

そうだった 幼い頃は歌手になりたかったんだ
今でも、生まれ変わったらなりたい職業の一つは
歌を歌って、想いを届ける人

歌ったのは Mrs. Green Appleの『僕のこと』
ネパールで知った 大切な大切な曲

幸せと思える今日も
夢敗れ 挫ける今日も

誰かを好きでいる今日も
頬濡らし眠れる今日も

幸せに悩める今日も
ボロボロになれている今日も

あぁ なんて素敵な日なんだろう


そんなことが伝えたくて 選んだ曲

さきな
実は無人島で一緒だったのに全く話さなかったさきな
なのに、ネパールでほぼずっと一緒にいたさきな
ネパールで、夜な夜な語り合ったこと
僕の涙に気づいてくれたこと
チャレンジワークショップで、振り絞って“YELL"を歌ってくれたこと
その時から もうあなたと一緒に歌いたいって強く思ってました
だから、国創りも必死に口説いたんだよ?
ピースボートって夢があったのに、邪魔してごめんよ
同じステージに立って、いじってごめんよ
ただ、"YELL"より確実に、声に想いが乗ってたよ
一緒に 前に進めた気がした 嬉しかった

まりほ
なんだかんだ出会った時間が長いまりほ
もうすぐ1年になるんだね
ちゃんと想いを説明してから…と思って長文のLINE送ったら
全く返ってこず
やりすぎたかな…とちょっと焦ってました
無人島の時、「ここでやらなきゃ後悔する」と言って
一人でオープンマイクで歌ったのを覚えています
その時 すごく悔しくて すごく嫉妬して
すごく憧れて すごく尊敬したのを今でも覚えてる
そんなあなたが 一緒に歌いたいって言ってくれたこと
とてもとても嬉しかった

くるみ
きっとそばにいる時間が長いからこそ
僕が変わっていくことに 嬉しさと 戸惑いを一番覚えててくれた
それでも 応援してくれている
だから くるみが少し歌ってみたい…けど…と想いを出した時
「一緒にやろう」って強く言えたんだよね
きっと あなただから
この機会を 何かにつなげてくれると思って
どうだった?自分のやりたいことに全力で挑戦した感覚は
これからも一緒に歩いていこうね

そして…みみちゃん
「お金のいらない国」の時に、ふと聞いたピアノ
すごく音が綺麗…何かが伝わってくる…そんな音に魅了された
そんなあなたが弾いていたのが、たまたま『僕のこと』だった
偶然? 奇跡? でも これはきっと運命
突然、一緒にステージに立ってくれないか、ってお願いしてごめん
快く引き受けてくれてありがとう
あなたのおかげで、伝えたいことがより伝わった気がするよ
誰かと一緒にやる音楽って 楽しいね
僕のわがままに付き合ってくれてありがとう
3日目、いろいろ教えてくれてありがとう
また一緒に歌ってくれたら、これ以上なく嬉しいな

多分、1番のサビのところかな?
あぁ、大好きだなぁ、もう

新たな門出を Celebrateしよう

もう一つ
大好きな曲"Celebrate"
大好きなみんなでやってきた
海外WS組でやろう!ってなったんだ
(まぁ、元々やるつもり満々だったけど)

メインボーカルやる人〜って聞かれて
すぐに手が上げられたこと(当社比)
あぁ、だんだんと、自分の心に従って生きられているなって
そう、強く強く感じた
(後で音源聞き返したら、1ミリもみんなの声に合わせる気なかった、ごめん)

Les World Liveなんて、テスト勉強みたいに
前日に詰め込むのがお決まりで笑
ダンスもほぼ練習しない中で前日の夜を迎えて
練習中にふざける大地さんとそれを怒るみっきー・みくと
それを周りからゲラゲラ笑いながら
それでも最高のステージを作ってしまうみんなと
もうみんな、いろいろ経験してるから
これでいいんだぁって思っちゃう

ちょっとは優等生的思考が外せたかな、なんて

ステージ、歌詞も振りも飛んじゃったけど
そんなの気にならないくらいすっごく楽しくて
そもそも音域合ってないから、喉潰れるってわかってたし
それでも、全力で歌って、踊って
あぁ、自分はやっぱりこれが好きなんだなぁ…って

めっちゃ笑ってるよ
I love You~❤️
掛け合いのところ さすがは世界一優しいお客さん

Les World Live
それは、きっと、僕にとって新しい世界への入り口だった

大地さんが言ってた
「生まれ変わり続ける」ってこと
無人島の時の
「あと一歩を超える」とそんなに大差はないと思ってる

でも、あの時、あと一歩は越えられなかった
今は、生まれ変わることができた
だから

僕の新たな門出を Celebrateしてくれますか?

We are beautiful and We love us!

自然体で 想いを繋ぐ

初めて聞いた
TOKIさんの昔のこと
ホームスクーリングとか
なんか世界回ってたとか
ヒッチハイクで日本一周してたとか
そんなことは聞いてたけど

僕が、TOKIさんとすれ違うたび
「人生最後の日、めちゃ泣いちゃった〜」
「BIRTHがいい曲すぎてしんどい〜〜」

なんて喋ってるのを、ニコニコ見守ってくれたっけ

でも、それは何も難しいことじゃなくて
「音楽」っていうのは、TOKIさんにとってすごく身近なものだった
それを続けると、次にやりたいことが出てきた
そしてまた次に…次に…と

おかげさま屋での暮らしは、自分を整えること
なんて、言ってくれてたっけ
自分が、心地よく過ごせることしかしない、なんて

よくアーティストの人が、突然活動をお休みして
あちこち見に行って感じ取るのを耳にする
それはきっと、素材集めでもあり
かつ、自分の心の赴くままに動くことなんだろうな

ねぇねぇ
「みんなが僕の音楽を受け止めてくれると、それだけで寿命が5年延びた気がする」なんて言ってたよね、TOKIさん
僕は、あなたによって、その何倍も生かされてるよ

人生はインプロって、かずさんやブレスが教えてくれたのかも

きっと、僕も、この長い人生の過程で
少しくらい、人に影響を与えてきたんだろう
僕も、たくさんの人に影響を与えられてきた

よくステージに立ったね
オープンマイクであなたたちが立っているところ
その理由の一つに自分がなっていたこと
すごく嬉しかった

何も難しいことなんていらない
自然体で、自分の心の赴くままに動く

それが、隣のあなたを、ただただ動かすんだ

なんで4人?って思ったら、TOKIさんギター弾いてたわ

不安や恐れは 成長した証

高校生の時
とにかく 感情が消えればいいと思ってた
それくらい苦しくて
本当に苦しい人に比較したらそうじゃない…のかもしれない
ってずっとずっと思ってた
左手首を ただただ握りしめながら

3日目 土砂降りの中に行われた 大策さんのワークショップ
前日3時半寝の眠い目を擦りながら
ただただ、発せられる気に心を傾ける
そんな時間

「不安や恐れを抱くのは…」
心のアンテナがピクって動く
「それは、あなたが成長してきた証なんだ」

…どういうこと?

「幼い頃は どんなことにも好奇心を持って好きに動き回れてた」
「その中で、転んだり、傷ついたりする中で、自分を止める姿勢を学んできた」
「幼い頃には、不安や恐れは抱かない」
「だから、不安や恐れを抱くのは、あなたが成長してきた証なんだ」

そっかそっか
僕も、きっと幼い頃は、地面を走り回っていたんだろうなぁ
今でも、自分を主張するのは怖いよ
周りからどう見られるかわかんないよ
それでいっぱい自分を殺して生きてきたよ きっと きっと

大学時代いろいろ頑張ったかも
側から見たら、異色だったのかも
それは、好奇心もあるけど、恐怖心も同時に動いていた
恐怖が、僕のエンジンを駆動させる一つの燃料だった

えへへ それも これも 成長の証

雨すごかったですね(12月の竹入から)

旅は終えたいけど終わらない

2022年9月の無人島
2023年3月のネパール
そして、2023年5月のこの国創り
1年を一通り経験してきた

そう、国創りは忘れ物を取りにきたの
無人島でできなったことをやりにきたの
ここで全ておしまいにしようと思ったの


でも、神様はまだまだ終わらせてくれないらしい


さくらがさ、それまで押し殺してきた自分の夢を
自分で曲を作って歌うってことをやり遂げたのを目の前で見て
何も思わないわけないでしょ
感動したよ 
同時に、心がざわついたよ

違うね
終わらせてくれないのは、神様じゃない

自分を終わらせないのは、自分自身だ
まだまだ、やりたいこと全てやりきれていない

今見ても泣ける

心がキュッとなる

一番心残りだったのは、自分の人見知りが加速していると自覚したこと
半分以上知り合いだから、どうしてもそっちに寄って行ってしまう
みんなのこと大好きだからこそ
あなたたちと時間を過ごしたいからこそ
初めましてさんと、どれだけ時間を過ごせただろうか

また、そんなこんなで会うこともあるだろう
その時は、また、よろしくね

またあなたたちと、人生最初を過ごせますように

みんな一つプレゼントを持っている


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