ニュース風記事　サンプル

これはサンプルであり、ニュースの内容はフィクションです。

【同僚の交際発覚時に！】～窃盗事件風～
　同じ会社に勤務する２０代の女性の心を盗んだとして、２５歳の会社員の男が、警察に逮捕されました。男は容疑を認めているということです。
　逮捕されたのは、糸宇宙商事営業第一課の阿武隈川星人容疑者（２５歳）（あぶくまがわ・せいと）です。警察によりますと、阿武隈川容疑者は、同じ会社で働く総務部の後輩、大津田時美さん（２３歳）（おおつだ・ときみ）の心を盗んだ窃盗の疑いがもたれています。
　阿武隈川容疑者は、先月●日、会社近くの飲食店で大津田さんと食事をしたあと、帰宅しようとしていた大津田さんを●●駅の改札口で呼び止め、思いの丈を吐露。大津田さんが驚いている隙に、心を盗み取ったということです。
　警察の調べに対し、阿武隈川容疑者は、「大津田さんの可愛らしいところ、趣味が合うところなどに惹かれ、彼女を幸せにしたいという欲望を抑えることができなかった」などと話し、容疑を認めているということです。

【職場の上司が定年退職】～独自ネタ風～
　長年、営業畑で活躍し、会社の業績向上に貢献したＫ山Ｓ彦部長が、ことし３月に勇退することが、関係者への取材でわかりました。会社は、３月に送別会を開くことを検討しているということです。
　●●ホールディングス管理部のＫ山部長は、早稲田大学を卒業後、昭和５７年（１９８２年）に当時の●●物産に入社しました。甘いマスクと卓越した営業成績で、「●●の田原俊彦」と呼ばれ、女子社員に絶大な人気を誇りました。
　社運を賭け、南米で手掛けたプロジェクトを成功に導いたことで出世街道をひた走り、平成１０年（１９９８年）には同期の中で最も早く課長クラスに昇進しました。
　プライベートでは平成３年に（１９９１年）、ライバル会社の日本●●のマドンナ、Ｎ美さんと結婚。多忙を極める中、突然の結婚発表をした日は、ショックで倒れる女子社員が後を絶たず、「●●物産が揺れた日」として語り継がれています。
　関係者によりますと、管理部長として、およそ２００人の部下をまとめる現在も、部下からの信頼が極めて厚く、会社に不可欠な人材だということですが、会社の定年規定により、ことし３月で退職するになったということです。
　部下の３０代の女性は、「Ｋ山部長の下で働くことができ、幸せでした。退職後は趣味のゴルフと麻雀をやりながら、飼い犬のジローと奥さんと悠々自適な生活を楽しんでほしいです」と話していました。
　会社は、ことし３月に、部門を超えて盛大な送別会を開くことを検討しているということです。

【お子さんの行事】～地域の伝統行事風～
　創立６５年の中野区立●山小学校で、きょう、伝統の「秋の運動会」が開かれ、保護者たちが声援を送る中、児童たちが躍動しました。
　澄みきった青空のもと、運動場で行われた運動会には、１年生から６年生までの児童およそ５００人が参加しました。
　ことしは新型コロナウイルスの影響で、伝統ある運動会の開催自体が危ぶまれていましたが、▼消毒を徹底し、▼１家族の人数を制限するなどの措置をとったほか、▼参加できない家族のために運動会のようすを映像で配信するなどの対策をとり、開催にこぎつけたということです。
　大玉転がしや徒競走、玉入れ、それに組体操などあわせて２０あまりの競技が行われ、それぞれの学年が日ごろの練習の成果を披露すると、保護者たちから大きな歓声と拍手が上がっていました。紅白に分かれて、種目ごとの成績で争われた勝負は、赤組が僅差で白組を破り、２年連続の優勝となりました。
　１年３組の主将を務めた小田原蓮くん（７歳）（おだわら・れん）は、「初めての小学校の運動会で楽しかったです。クラス対抗リレーで１位になれたのがとてもうれしいです」と話していました。

【ご家族の旅立ち】～著名人の訃報風～　（※この稿のみ、O'raka代表の体験に基づくノンフィクション）

　長年にわたり現役の左官職人として働き、家族に愛された北原政二さん（きたはら・まさじ）が、先月１６日、がんのため亡くなりました。８４歳でした。
　北原さんは昭和８年、現在の東京都中野区に生まれ、太平洋戦争中は福島県に疎開し、アメリカ軍の航空機に銃撃されるなど、苦難の多い少年時代を過ごします。国民学校を卒業後、父・虎一さん（とらいち）の左官の仕事を手伝い始めて左官職人となり、のちに「北原左官工業所」（しょ）を設立。住宅の壁や門を鏝（こて）を使い塗り上げる技術に優れ、高度成長期は休みなく働き、日本の建設業界に貢献しました。さらに、石川県などから弟子を取り、後進の育成にも尽力しました。
　２０代で妻・牧恵さん（まきえ）と結婚し、晩年は３人の孫に囲まれ、１４歳から吸っていたセブンスターを愛し、７０代後半まで、何十キロもあるセメント袋を担いで現場で仕事をする姿が地元や仲間内で愛されていました。
　北原さんはがんと診断され、闘病生活に入っていましたが、複数の臓器への転移などがあり、先月１６日、東京都内の自宅で家族に見守られながら亡くなったということです。８４歳でした。

※北原政二さん　昭和８年（１９３３年）１２月１４日生まれ。