YUTO

駆け出し作曲家の北欧留学日記。

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最近の記事

新学期

9月に入り、シベリウス音楽院の新学期が始まりました。 修士課程のラストイヤーとなる今年度は「挑戦」の年になりそうです。 ・自身初となるオペラ作品の制作 ・来年秋の博士課程進学 という大きな二つの目標に向けて、動き出しています。 オペラ作品はヘルシンキ芸術大学の演劇科の学生と共同で行うプロジェクトとして制作し、来年春にヘルシンキで初演予定です。(本プロジェクトの詳細は、こちらのnoteでも書いていければと思います) 博士課程の進学先はシベリウス音楽院を第一志望に、北欧

    • "Keep me excited!" - ヘルシンキ郊外での音楽ワークショップに参加した話

      作曲家ジュリアン・アンダーソンがある日のリーディングセッションの後、私に向けて放った一言。 「ユウト、私をエキサイトさせ続けなさい!」"Yuto, keep me excited!" 私は、2024年6月26日から7月7日までの10日間、フィンランドのヘルシンキ郊外、Wanantaka Manorで行われた10日間の音楽ワークショップ、Creative Dialogueに参加してきました。英国からゲストとして招かれた、ジュリアン・アンダーソンとの作曲レッスン、また同じくプ

      • オーケストラとの協働 - ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団とのプロジェクトに参加した話

        作曲家にとって、100人近くのプレイヤーを含むオーケストラとの現場は、どの現場とも違う、緊張感と高揚感があります。 しかし、自作のオーケストラ作品が実際に演奏される、そのような機会は、多くの作曲家にとって当たり前のことではありません。 今回の記事は、私が2023年11月と2024年4月に参加した、シベリウス音楽院の作曲科の学生を対象とした、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団とのプロジェクトの記録です。若手作曲家にとって、才能の発揮、そして成長の場となる、この上なく贅沢で

        • 自己紹介 | はじめてのnote

          はじめまして。 小畑有史(おばたゆうと)と申します。 フィンランドに来て、早2年。 こちらでの留学経験を通して、日々思ったことを書いてみようと思い、noteを始めてみることにしました。 というわけで、簡単な自己紹介です。 1. 私について 平成9年、埼玉県生まれ。 東京の音楽大学を卒業したのち、現在はフィンランドのシベリウス音楽院(Sibelius Academy)の修士課程に在籍し、作曲を学んでいます。 言語の壁や、なれない海外生活に翻弄されながらも、フィンランド

        • "Keep me excited!" - ヘルシンキ郊外での音楽ワークショップに参加した話

        • オーケストラとの協働 - ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団とのプロジェクトに参加した話

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