高校ラグビー決勝見どころ

第101回全国高等学校ラグビーフットボール大会最終日見どころ
2022年1月8日
本日の試合

決勝
第1グラウンド
東海大大阪仰星(大阪第2)-國學院栃木(栃木)
14:05KO

両校の勝ち上がり

・東海大大阪仰星
2回戦  48-0  光泉カトリック(滋賀)
3回戦  33-0  報徳学園(兵庫)
準々決勝 45-7  常翔学園(大阪第1)
準決勝  42-22 東福岡(福岡)

・國學院栃木
2回戦  64-3  松山聖陵(愛媛)
3回戦  27-7  流経大柏(千葉)
準々決勝 17-7  長崎北陽台(長崎)
準決勝  21-10 桐蔭学園(神奈川)

見どころ
6回目の優勝を狙う東海大大阪仰星と初の決勝進出となった國學院栃木という好対照な組み合わせとなった101回目の花園決勝。
Aシード・東海大大阪仰星優位の見立てが強いが、國學院栃木も侮れない。トライの取り合いになれば東海大大阪仰星が、ロースコアの展開になれば國學院栃木が有利に試合を運ぶだろう。
いずれにせよ、接戦が予想される。
夏の7人制大会に続く全国優勝を目指す東海大大阪仰星は、攻守ともに充実している。CTB野中が多彩なキックでゲームを組み立て、FL松沼・No.8薄田主将ら走力も兼ね備えるFWが前進を図り、SH石田の素早い球出しからCTB中・WTB御池らスピードあるBKが華麗に走ってトライを狙う。守っては準々決勝までの3試合で許したトライは僅か1と安定している。ライバル対決となった東福岡との準決勝では、開始早々に2トライを献上し、苦しい立ち上がりとなったが、慌てずに反撃し、終わってみれば6トライの猛攻。2017年度以来、4大会ぶりの花園制覇に向けて、視界は良好だ。
初の花園決勝の舞台に立つ國學院栃木は、安定した守備が目立つ。準決勝までの4試合での最多失点は10。準決勝の桐蔭学園戦では、自陣で幾度となくカウンターラックを成功させ、花園3連覇を狙う桐蔭学園に全く自分たちのラグビーをさせなかった。その桐蔭学園戦ではCTB田中のキックも光った。前半2分に先制となるPGを成功させると、17分にもPGを成功、後半には40m近いPGを成功させ、勝利に大きく貢献した。高校日本代表候補などのタレント陣が不在の中、FW・BK一体となった全員ラグビーで並み居る強豪校を打ち破ってきた。初戦で脳震盪と診断され、試合に出場することが出来ない白石主将の思いも背負い、初優勝を虎視眈々と狙う。

ポイント
東海大大阪仰星の多彩な攻撃VS國學院栃木の低く突き刺さるタックル

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