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2022年シーズンの振り返り 

今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。チームの解散式や、パートナー感謝祭なども終えて今シーズンの活動も無事に終了しました。


今回記事では「on the pitch」について。

振り返りますと、個人的にはジェットコースターのようなシーズンだったなと感じています。
多くの試合に出場出来た前半戦。印象的なゴールも奪えたり、個人的には感触の良いゲームが続いてました。
ただ、ゴールデンウイークを過ぎたあたりから風向きは変わり、8月23日のゲームを最後に出場することはありませんでした。

そんな中、改めてまずお伝えしたいのがどんな時でも応援してくださったサポーターの皆さん。本当に本当に感謝しています。

ベンチのまま出場機会がなかった時。ベンチ外が続いている時。
どんな時でも、スタジアムに行くとたくさんの方々が8番のユニホームを着て、タオルを掲げてくれています。
あの姿を見ると猛烈に悔しい思いがこみ上げてきました。こんなところで何やってんだ俺…そんな感情が襲ってきます。

ただそれと同時に、たくさんのパワーももらっていました。
これだけの人が応援してくれているんだ。こんなところでへこたれてたまるかと。
そのおかげでまた明日から頑張ろうと思えて毎日過ごしていました。


ただ、後半戦は結果としてチームを助けることが出来ませんでした。
特に自分自身のマインドセットに苦労した半年でした。
年齢を重ねるごとにいろんなことが客観的に見るようになり、チームのこともたくさん考えるようになりました。
その中で、様々な事柄に対して自分の中で上手く消化する事が出来ない時期がありました。そこは完全に自分の実力不足です。

このようなことを含めて、不完全燃焼なシーズンになりました。
悔しさの残るシーズンになってしまった。応援してくれた皆さんには申し訳ない気持ちがあります。

ただ、出場した試合では印象に残るゴールやプレーを出せた瞬間があることはポジティブかなと感じてます。
第4節の横浜FC戦と第9節のツエーゲン金沢戦のゴール。
2つのシュートは得意な角度からのミドルシュートでした。

ただ、課題としてそのようなプレーが少なすぎたこと。
もっともっと、個人のパフォーマンスにフォーカスして貪欲にプレーしていかなければ評価には繋がらないと強く感じてます。結果的にチームを助けることが出来ないのだなと。

僕が出ている意味をプレーの中で表現していくこと。
僕じゃないと表現出来ないプレーって何なのか?

ここをこのオフシーズンは徹底的に分析して次のシーズンに望みたいと思います。
やっぱりね。チームのためにプレーしてます。献身的にプレーできます。走れます。
それだけでは生き残れない世界だなと。
だからこそ、もっともっと自分自身と強烈に向き合いながら、整理していきたいと思います。

あとは、もう1つ反省したいことは、

サッカーを楽しむこと。


この部分の感情を自分の中でもっと大切にしていきながら、自問自答していきながら日々過ごせたら良かったと感じてます。
プロサッカー選手になってどうしても、仕事的サッカーの観点に振りすぎている自分がいるなと感じてます。

全体トレーニングの120分前にアツマーレに行って個人のトレーニングをする。
最近、お肉が多かったから夕食は魚メインにする。夜は8時間は眠れるように22時には寝る。
今日の全体トレーニングではこんな意図があるから自分のやりたいことよりもこちらを優先しよう。 とか。

これら全てのことはとっても大切なことです。
このようなことが出来ないと多分、長くサッカー選手をすることは出来ないと個人的には思います。

ただそれ以前にもっとシンプルにサッカーを楽しむこと。
今日の練習楽しかったな。こんなプレー出来て良かった。
1つのコントロール、シュート、アイデア…
自分の頭で想像してるものを素直に表現することももっと大切にしたいな思いました。
サッカーを始めて20年以上。ほとんどの人が高校や大学で区切りをつける中で、こんな大好きなことを未だに真剣に取り組むことが出来ること。
この事実にもっと素直な気持ちで向き合ってプレーで表現していきたいです。

最低でも1日1回、トレーニングや試合の中でハイライトとなるようなプレーを作れるように来シーズンは過ごしていきたい。
それが結果として必ず自分のパフォーマンスの向上に繋がるから。
僕の場合、楽しんで無邪気にプレーしている時が1番輝いていると自分では思います。

もちろん、サッカーっていうのは僕にとって仕事でもあるから嫌なこと、悔しいこと。自分ではどうしようも出来ないことがたくさん降り注いできます。
そんな時に少し立ち止まって。深呼吸して。俺ってサッカー好きだよな?
だったら楽しんでやらないともったいないじゃん。

こうやって言い聞かせて過ごしていきたいと思います。


この記事を上記の部分まで書き終えたのは11月の初旬でした。


シーズン終わってから来シーズンのことを本当にたくさん考えて過ごしていました。
これだけ居心地の良い水戸ホーリーホック。
ここまでたくさんのサポーターに応援されることは1人のサッカー選手としてとても幸せです。

ただ、この決断するあたって決め手となったゲームがあります。
9月21日のホム東京V戦。
チームは3連敗で迎えていました。このゲームで前節からスタメンを入れ替えるターンオーバーを敷きました。

僕自身はスタメンはおろか出場すら出来ませんでした。
結果的に1-2で敗北。

この試合が水戸に加入して以来1番悔しい試合でした。

チームが苦しい時に怪我や病気でもなく、万全な状態なのにピッチに立つことすら出来なかったから。

この瞬間を思い出すと今でもやるせない気持ちになります。

だからこそいつまでもここに浸かっていてはいけないなと。
たとえ居心地良く、たくさんのサポーターに囲まれていたとしても。

自分自身の更なる成長のため。1人の男としてチャレンジしないといけないなと。
その覚悟を持って決断しました。

サッカー選手としてon the pitchで輝きたい


この思いは誰もがサッカー選手ならば強く持っています。

4年前の2019年に加入しました。
ピッチ内外たくさんのことを学びながら日々過ごしてきました。

何のためにサッカーをしているのか?

毎日このことを考えるからこそ、サッカー選手として成長し、また1人の人間としても成長出来たと思います。水戸ホーリーホックに加入出来て良かった。
心からそう思っています。
来シーズンは誰よりもピッチの中で輝いてる姿を皆さんにお見せ出来るように。これまで以上の覚悟を持って日々努力し続けていきます。


最後に皆さんに報告と宣伝をしてこの記事を閉めます。

来シーズンもYUTO DREAM SUPPORT PROJECTにて、様々な取り組みを行っていく予定です。
特に強化して行いたいのが

「サッカーを通じて子供たちの笑顔増やしたい。」 

という思いです。
YUTO SEAT やスクール訪問など水戸ホーリーホックではたくさんの子供たちと触れ合う機会がありました。
そこで、一緒にボールを蹴ったり話したりすることで数多くの子供たちが喜んでくれるのだと肌で感じました。
これらの活動をここで辞めてしまうのはもったいない。

なので新天地に行っても、より一層力を入れて行っていきたいと考えています。
チームと要相談ではありますが、個人的な思いとしてYUTO SEATを来シーズンも継続的に行いたいと考えています。
あれだけの子供たちを笑顔に出来る企画はなかなかないと思います。

そこで宣伝として図々しいお願いですが、サポーターの皆さんと共に子供たちを盛り上げる活動に支援していただきたいです。

子供たちの笑顔を一緒に作っていきましょう。
是非ともよろしくお願いいたします。

こちらのウェブサイトからご応募出来ますので、ご参加お待ちしております。



来シーズンでプロ10年目のシーズンを迎えます。
たくさんいろんなことがあったけれど、ここまでプロサッカー選手としてプレーできているのは幼い頃から支えてくれた両親をはじめとする家族。
幼い頃からサッカーを教えてくれたコーチ達。
DAZNなど見ながら応援してくれる学校の先生。
ユニフォームやタオルまで買ってくれるようなサポーターの皆さん。
関わってくれた全ての人に感謝したいです。

まだまだ大好きなサッカーを仕事としてプレー出来るように努力し続けて磨き続けていきたいです。

そして本当に最後にひと言。
誰よりも僕のことを信じてくれて、どんな決断するにも力強い言葉でパワーをくれ、後押ししてくれた妻に感謝します。ありがとう。

これからも変わらない温かいご声援をよろしくお願いします。


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