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アニメの地位が逆転しつつある理由。

かつてアニメは映画そして漫画の下位概念でした。アニメを世界に認知させたディズニー映画も映画産業の外部に形成されたのです。
-熱風2020年3月号P26より引用

2020年の課題図書はジブリが発刊している雑誌「熱風」で連載中の「ジブリの想像力」。第5回目のnoteです。

テレビの普及が、アニメは映画や漫画の下位概念という通説をさらに一般化しました。とりわけ日本では、テレビが普及した1960年代、漫画があってその後にテレビでのアニメ化があり、やがて劇場版が制作されるというパターンが成立し、それが当然と思われていたのです。
-熱風2020年3月号P26より引用

ぼくがアニメを見始めてから約10年ほど経ちました。高校生だった当時を思い返すと、地位が逆転する過渡期だったと思います。テレビドラマを見る人の方が多かったのが、いまや、テレビドラマを見ている人の方がオタク扱いされるという話を聞いたときは驚きました。


決定的な契機だったのは、動画定額配信サービスの登場でしょう。アマゾンプライムはもちろん、dアニメストア等で好きな作品を好きなだけ見れるようになったのは大きいです。

それまではテレビかDVDレンタルぐらいしか選択肢がなかったので、そもそもアニメに触れる手段と機会が少なかったんですよね。気になるけど、手間がかかりそうだし、まぁいっか!となっていた層を取り込むことができました。そういう意味では、スマホの普及も結果的にその流れを加速させたと言えるでしょう。

YouTubeなどにはいまやゲームを思わせるような映像すなわち動画が氾濫していますが、それらはすべてアニメーションであると私は思っています。いまや映像の大半が動画であって、実写のほうが実写であることをみずから告げなければならない事態になっているのです。
-熱風2020年3月号P27より引用

実写映画であっても、CGを使う映画が増えてきましたよね。正直、実写でそれやるならあんまり意味ないじゃんと思ってしまいます笑。それってもうほとんどアニメーションでは?と穿った見方をしてしまうんですよね。実写は実写で突っ切って欲しいなぁ。

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今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
ピーターグリル見始めました。10分アニメなので時間ない人にもおすすめ。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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