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世の中に恋愛は存在しない。

意外なことかもしれないけど、世の中に恋愛っていうものはないんですよ。そりゃあるかもしれない、でもよく考えたら分かるかもしれないけど、世の中に存在する恋愛っていうものは必ずいかがわしいものなんですね。
-「恋愛論」本文より引用

2020年1月の課題図書は「恋愛論」。通算4回目のnoteとなります。


橋本治さんによれば、恋愛は「世の中」に存在しない…と。
ふむ、いまいちわからん。
続けて職場恋愛不倫をベースに公然と存在することを許されていない事例を使って、存在してはならない場合の恋愛について言及しています。

先に触れた「恋愛っていうものはその周囲に”闇”があって初めて輝く」を踏まえれば、世の中が抱える闇、つまり個人の集合が抱える闇は多種多様であり、世の中という大きなくくりで見れば恋愛は存在しないということでしょうか?


恋愛っていうものが存在することを許されてるんだったらサ、別に、結婚したら人間はそれをやってはいけない、なんていうことにはならないもんでしょ?したからっていって、それが”人の道にそむく”なんていう恐ろしいレッテルを貼られる理由なんてない筈でしょう?だからサ、恋愛ってないの。あったとしても公然とその存在を許されてはいなくって、たとえば”大目に見られる”、”黙認される”っていうような形でしか存在を許されてはいないのね
-「恋愛論」本文より引用

なるほど、なるほど。
恋愛が存在しているとすれば、いついかなる時もそれが許されているはず
でも、職場恋愛とか不倫って、社会的に良しとはされてないよね、と。
だから、世の中に恋愛は存在しない。もしくはいかがわしいもの、だと。

しかし、恋するふたりの間には「恋愛」が存在しているはず。
うーん、これからどう話が展開していくのか。想像つきません。


今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
恋愛が無いって言われると、ドキッとしました。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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