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他人からの承認欲求を放棄して、まずは自分で自分を認めてみれば?

ぼくは特別な何かを要求していたわけではなかった。
この業界でなければダメだとか、
この職種でないとやれないとか、
家から近くないとNGだとか、そんなこだわりはまったくなかった。
あるとしたらせいぜい、月給20万円以上、できれば残業はないほうがいいぐらい。しかし、二七歳までは無職。
より正確に言うと、純文学の作家志望で、就職してみてもどの仕事も続けられなかったというような人材を、あらゆる会社は必要としなかった。
-「古くてあたらしい仕事」本文より引用

2020年の課題図書は「古くてあたらしい仕事」。
通算、4回目のnoteになります。


著者の島田さんは夏葉社という出版社を起業し、本を生み出し続けています。

起業するなんて、凄い!と思いながら、本書を読み進めていたのですが、
最初から起業するつもりなんて全く無く、50社連続で企業面接に落ちた結果、
起業するしか道がなかったとのこと。

冒頭で引用したとおり、会社は27歳の島田さんを人材として必要としていませんでした。もしそのまま、就職活動という道を歩み続けていたら、どうなっていたでしょう?

憶測ですが、きっと精神的にまいってくるでしょうし、就職も難しかっただろうと思います。島田さんはこのとき、就職をいったん脇に置いて、自分のやりたいことをやろうと決意。従兄の両親へ、詩集を作る活動をはじめました。

ぼくはお金と関係のある仕事を、いつまでたっても見つけられなかった。
けれど、お金が発生しない仕事であれば、いくらでも見つけられるような気がした。
-「古くてあたらしい仕事」本文より引用


やりたいことをやってるうち壁にぶつかり、
会社を作る必要が出てきて、起業した。

島田さんのような起業が、一番理想的な起業だとぼくは思っています。
そもそもニーズが無ければ、会社を起こしたところで続きません。
会社を作りたいから起業するのではなく、
自分のやりたいことができる・やってる会社がないから起業する。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
顧客と一口に言っても、いろんな顧客がいるよね。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。


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